コミュ障の解消法!なんて記事はそこら辺に溢れている。
だがその内容は、「○○をしてみよう」「こういうときは、○○と言ってみよう」といった能動的なものばかり。ハッキリいってコミュ障は、それができないからコミュ障なのだ。
そこで、「やろう」じゃなくて「やらない」という方向で、コミュ障克服について考えてみた。
ぼくがかんがえたコミュ障克服の方法
1つッ! 「自信を持て!」を無視しよう
もともとコミュ力が高いヤツは、決まってコミュ障に「自信を持て」とアドバイスをしやがる。
だけど、そんな簡単に自信がついたら苦労はしない。そりゃあ、自信はあるに越したことはないけど、自信なんかなくたって別に人とコミュニケーションは取れる。
2つッ! 「嫌われる勇気を持て!」を無視しよう
ムリムリ。だって嫌われるのなんてイヤだし。これは完全に無視していい言葉だ。
だいたい、コミュ力の化物みたいなヤツほど嫌われないように気を使っている。この言葉は、組織のトップや、なにかしらの革命を起こす人専用の言葉なのだ。
3つッ! 「あの人の話ってオチがないんだよね」を無視しよう
良く聞く悪口だ。これを聞いていると、面白い話をしなければ喋ってはいけないと勘違いしてしまう。
だけど、毎度オチをつけて話してるヤツなんて絶対にいない。だいたいそんなことを言うなら、「あの人の話ってオチがないんだよね」←ここからオチをつけてみろって話だ。だからそんなに会話のクオリティなんて気にしなくていい。もっというと、「どや!」って感じでキレイなオチがある話をされたほうが実は反応に困る。
4つッ! 「目を見て話そう」を無視しよう
目を見て話したほうが良いに決まっている。だけど、初対面でそれができているヤツのほうが少ない。
それにコミュ障じゃなくても、眼を見られ過ぎると話しづらくなる人はたくさんいる。だからこんな難しいことはしなくてもいい。どうせ眼泳いじゃうし。
5つッ! 「会話のために知識を増やそう」を無視しよう
「会話のストックを作るために、話題の映画や音楽をチェックしよう」とかいうのも無視していい。
そもそも相手も同じ知識がないと会話は成立しづらいし、知識量や熱意に差が出たときも、会話はたいていチグハグな感じになる。1番やってはいけないのは、知らない人にその知識を披露すること。“何かを教える”というのは、コミュニケーションの中でも最上級に難しい。
6つッ! 会話が途切れたら会話をやめよう
会話が止まることはどうしたってある。そういうときは、会話をしようとするのをやめよう。
ぼーっとして、“沈黙が平気な人”のフリをすればいい。沈黙が平気な人は、言い換えれば“無理して会話をしなくてもいい人”だ。相手も気兼ねなく黙っていることができる。ずっと喋っていられる友達も大事だが、ずっと黙っていられる友達ほど有り難いものは意外とない。
7つッ! 面白いことを言うのをやめよう
絶対にやめよう。普通の会話で急にボケみたいなのを入れられると、こっちは混乱してしまう。そもそも会話は2人以上で行うものなので、一方がボケたり自虐したりすると、もう片方はそれを笑ったり、ツッコんだりして、“処理”をしなければならない。つまり、負担を増やすだけ。迷惑なのだ。
8つッ! コミュ力を鍛えるのをやめよう
どうせ無理なんだから鍛えるのをやめよう。「昔はコミュ障だった僕が、今では接客業してます!」みたいなのをよく聞くが、あれはもともとコミュ力の素養があっただけ。僕が元・自称コミュ障だったので間違いない。
そうなのだ。コミュ障というのは一朝一夕では治らない。一所懸命努力しても、そう簡単に好転したりはしないのだ。じゃあどうしろって言われたら、答えは1つ。自分と同じくらいのコミュ障のヤツを見つけること。
そいつと一緒にいるのは、けっこう楽だと思うよ。