『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(以下「日プ2」)』が動画配信サービス「GYAO!」で配信終了となった今、国民プロデューサー(以下「国プ」)の皆様は息をしていますか? 私をはじめ多くの日プ2亡霊オタクのためにも、運営さんは日プ2全話の円盤化を検討していただきたい。大金を出すから……円盤化で救われる命がたくさんあるから……。あいかわらず成仏する気配がない私ですが、今回もメンタル供養を兼ねて日プ2の思い出をイラストで振り返り、元気にお焚き上げしていきたいと思います。第5回で紹介するのは、日プ2の元練習生で結成されたOCTPATH(オクトパス)のメンバー、古瀬直輝くんです。
激狭視野のオタクを沼に落とした“黄金の天使”
「しまった、こんなとんでもねぇダンスをする美人を見逃していたなんて!」……というのが古瀬くんに抱いた最初の感想でした。ただでさえ練習生の人数が多く、序盤で最推し(松本旭平くん)を見つけ、私の元々狭い視野は米粒程度の広さしかなかったのです。そんな盲目オタクな私に衝撃を与えたのは、古瀬くんの天使のように美しいダンスでした。後述しますが、グループバトルで披露したJO1の『無限大(INFINITY)』で衝撃を受け、そこから遡って見た『Let Me Fly~その未来へ~』や課題曲の動画で彼のレベルの高さにうなりました。
どの映像を見ても、ダンス歴10年以上という経験値は伊達じゃないと思わされます。しかし、多くの国プをトリコにしたハイレベルなダンスは才能(もあるかもだが)だけではなく、彼の恐ろしいほどストイックな努力の賜物です。しかも歌も上手いし、表情管理もバッチリだし、クールだし物腰が穏やかだし、「古瀬直輝」と書いて「完璧人間」と読むのかというくらい、とにかくスゴイ。一方で、ただの元気な関西人だったり、笑うと目がなくなるホワホワ赤ちゃんだったり、みんなのママだったりギャップが激しいので、推さずにはいられません。
BIG LOVE“シクプラ”、永遠なれ
古瀬くんを語る上で絶対に触れておきたいのが、グループバトルで彼を含む練習生6名で結成されたチーム「シクプラ」ことSIX PLANETS(シックスプラネット)です。日プ2の数あるバトルの中でも私はグループバトルが一番好きで、一時期は作業BGM代わりに全チームのパフォーマンス動画を永遠にループ再生していました。どのチームも好きですが、シクプラの『無限大(INFINITY)』は脳にキまる……。ちょっと荒削りな部分もあるパフォーマンスではありますが、私はこの勢いと熱量が好きです。
でーご(小林大悟くん)の低音イケボに心臓を掴まれ、こぼりん(小堀柊くん)の成長とKEN THE 390トレーナーの「おおっ、頑張ったね!」に涙し、れんたじ(西島蓮汰くん&田島将吾くん)の顔面最強バディ感にひれ伏し、よっつ(四谷真佑くん)の高音ボイスに沸き散らかす……。そしてなんといっても、曲始まりの古瀬くんの軽やかな舞と美声で私は毎回聴くたびに膝から崩れ落ちるのです。経歴的に「古瀬くんと言えばダンス」となりがちですが、『無限大(INFINITY)』は古瀬くんの歌声にも注目してほしい。本当に最高なので。そんな6人が集まったシクプラは、日プ2が終わっても永遠に好きなグループのひとつです。
推しメンにハイヒールを履かせるのは全オタクの夢
古瀬くんの魅力についてダンスや歌を挙げましたが、そもそも私は彼の顔がタイプです。正統派イケメンやかわいい系男子よりもセクシーお兄さんに弱いので、古瀬くんの涼しげフェイスに惚れないわけがないんだよなぁ……。彼の奥二重っぽい(たまに一重っぽい)目元と高い鼻が特に好きですが、物凄く化粧映えする顔だと思っています。男性がバチバチにメイクするのが好きなので、古瀬くんがガッツリメイクをしている写真がSNSにアップされるたび拝んでいます。
OCTPATHが参加したファッション雑誌『NYLON JAPAN』(カエルム発行)のWEBファッション企画も、着飾った推しが見られる最高のコンテンツでしたね。どのファッションも100点満点ですが、私はいつか古瀬くんに赤リップの派手なメイクにピアスやネイルをして、ハイヒールを履いてほしい願望があります。なぜって、男性の推しにハイヒールを履かせるのは全オタクの夢じゃないですか(主語デカ)? 衣装は金髪に映えるハイブランドのオールブラック・コーディネートがいいですね。こんな感じで「ぼくがかんがえた、さいきょうのこせなおき」というプレゼンテーション(性癖暴露会)を古瀬プ(古瀬くんファン)としたい。
まっすぐ輝き続ける“今”の古瀬直輝を見てくれ!
古瀬くんがOCTPATHとしてデビューして約半年。今やリリースした楽曲がドラマのタイアップになり、「GYAO!」で冠番組が配信されるなど華々しく活躍しています。日プ2で「新型コロナウイルス感染のため辞退」という辛い思いをしたからこそ、今の古瀬くんにはとにかく幸せになってほしいと願うばかりです。当時、配信で彼の辞退を知ったときは衝撃で言葉が出ませんでしたが、本人が私の想像を絶する苦しみを抱えていたであろうと考えるととても辛い。この件は自分の中で消化しきれていなく、メディアで話題に出るたびに勝手に古瀬くんのことを心配してしまいます。
世間へ。古瀬くんの悲しい過去は変えられないですが、いつまでも彼を「かわいそうな人」扱いせず、「今の古瀬直輝」を見てほしい。OCTPATHとして表舞台で輝く彼を見たら「悲しい」「かわいそう」といった負の感情は一瞬で消えるので。そして古瀬くんへ。練習生時代の1分PRで青いバラの花言葉にまつわる話をしてくれて「希望を与えられるような人になりたい」と言っていたけど、間違いなく私を含む多くの古瀬プがあなたに救われているよ。名前を体現するように「まっすぐ輝き続ける」あなたを、私は今後も陰ながら応援しています。