思い出して懐かしむより、遊んだほうが楽しいです。
毎年思うことですが、夏は暑い! 当たり前だけど暑い!
こうも暑いと外ではしゃいで疲れるよりも、クーラーの効いた部屋でポチポチスマホでゲームして暇つぶす。それが正解のようにも思えてきます。
とはいっても、最近のゲームってあんまりよくわかんないしー。そもそもゲームあんまりしないしー。という人もそこそこ多いのではないでしょうか。
最新のゲームアプリなら検索すればすぐに情報はキャッチできるもの。それなら、逆手をとって昔のゲームを懐かしむっていうのもなかなか乙なものなのです。
というわけで、僕がふと思い出したスマホで”手軽”にハマれる”懐かしい”感じ満載のゲームアプリを紹介していきましょう。
今回のテーマは『音』でいきます。
「あなただけが頼りなの」ならぬ「音だけが頼りなの」
ことRPGというジャンルにおいて、世界の期待を一身に背負う勇者に僕は同情を禁じ得ないわけですが、それが勇者として生まれた者の宿命ということで世界平和のためにその身を粉にして頑張ってもらわないといけないわけです。
おそらく今回紹介するゲーム「A Bling Legend」でも、プレイヤーは勇者として広大なフィールドを「あなただけが頼りなの」という言葉を胸に走り回るわけですが、実際のところは「あなた」が頼りというよりは「音」だけが頼りなRPGなのです。
このゲームのリリース当初、予備知識なしの興味本位でたまたまインストールしてしまったプレイヤーは大変に困惑したことでしょう。
昨今ゲームをプレイするにあたってヘッドホンの使用が推奨されることはそうそう珍しいことでもなくなりつつありますが、本ゲームをプレイするにおいて、ヘッドホンの使用は推奨というより必須なんじゃないかと、そう思うわけです。
なぜならそれは、「音だけが頼り」なのだから。
真っ暗なプレイ画面。私は一体何をすればいいのだろうか…
昨今ハイクオリティなグラフィックがやたらと目を惹くゲームが非常に多い。そんな中で「A Bling Legend」はグラフィックという視覚的な要素を排し、「音」という聴覚的な要素にリソースを注ぎまくった結晶なのだと思うのです。
どうでしょう。この潔き真っ暗な画面。申し訳程度に白いモヤが漂うそんな画面上を己の聴覚を頼りに進んでいく、そんなゲームなのです。
女の子の声をナビ代わりに移動するわけですが、進むべき方向を間違えると「ターンアラウンド!」とか「ビハインドミー」とか、英語が苦手な僕でもギリギリ理解できる程度の英語で叱咤激励されちゃいます。
まずは上下左右への移動を完璧にマスターし、敵とのバトルに向けて機敏な動きができるよう備えておくといいかもしれません。ちなみに攻撃はスワイプ、防御はピンチイン(2本指でつまむ操作)で行います。
目に見えない道を、どれだけ聴覚を頼りに、そして脳内でイメージできるかがこのゲームを楽しむポイントとなるんじゃないかと思います。
また、本ゲームで聞こえてくるのは英語です。プレイ前の設定で言語の切り替えも可能ですが、僕には何語なのかがさっぱりわかりませんでした。日本語は一切でてきませんが、先述したように英語ができないという人でも、単語レベルならなんとか聴き取れるレベルであれば挑戦してみる価値、ありますよ!
今回の教訓
日々どれだけ視覚情報に頼っているかを知るいい機会になります。目を閉じてプレイすると、音という情報の重要性って実はスゴいんだなと改めて感じさせられるこのゲーム、プレイして遊ぶというより気づきを得ることができるという点で、なんだか意識たけーな自分という気分にもなるかも。