いとわズ

野良アプリって知ってる?Google Playから消えたアプリも野良アプリで残ってるかもしれない話

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約4分

今使ってるスマホ、機種変しようかな〜なんて思っているならタイムリーかも。

Androidスマホが世に普及し始めた当初、iPhoneと比較してアプリの自由度が高いなんてことがいわれていました。

当時Androidマーケットと呼ばれていたそれは、Google Playへと名称を変え、いつしかアプリだけでなく書籍や映画、音楽までもが揃うものとなりました。

利用できるコンテンツの量が増えるにつれて便利になったはいいものの、反面アプリにおいてはAndroidがiPhoneに勝るともいわれていた自由度が高いとはいえなくなってきたように思います。

特に昔は無法地帯といっても良いほどアダルト系アプリが溢れていた公式アプリストアも、今やどんどん淘汰され、見つけることのほうが難しくなりました。

これがアダルトに厳しいiPhoneならそれも仕方なきことと、なかば無理矢理にでも納得しなければなりませんが、Androidには昔から逃げ道が用意されていたのです。

それが“野良アプリ”というカタチ。

今回はそんな野良アプリについて見てみたいと思います。

そもそも野良アプリってなんだ?

先に野良アプリのことを逃げ道と表現しましたが、そもそも野良アプリとはいったいなんなのか。

野良アプリをざっくりいうと…
公式アプリストア外で提供されるアプリのこと。利用は自己責任が原則。

簡単にいえば、Androidにおける野良アプリとは、Google Play以外の場所からインストールできるアプリということになります。

そんなのあるの? 初耳! なんていう人も少なくないかもしれませんね。

Androidスマホが日本に登場して約8年、レグザフォンやAQUOS PHONEなどが徐々に普及し始めた2011-12年頃から過激なアプリや怪しげなアプリなど野良アプリが続々と登場し、カオスと化した時代がありました。

当時スマートフォンの情報を扱うメディアや個人ブログの多くも、利用は自己責任と前置きしたうえで野良アプリをこぞって紹介していました。

そんな野良アプリブームもいつの間にか下火になり、コアなファンでもなければ野良アプリを利用する機会もほとんどなくなってきました。

なぜ今さら野良アプリを話題にしたのか

今さら感漂う野良アプリという存在について、なぜ今回記事にしたのか。深い意味はなく、ただふと思い出したからというそれだけなのです。申し訳ない。

利用は自己責任なんて聞くと、野良アプリって危ないんじゃない? って印象を持たれがちですが、意外と有名企業も野良アプリという形でAndroid向けにアプリを提供していることも多いのですよ。

ネット通販の雄も野良アプリ、提供してます

まずはこちらをご覧いただきたい。

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こちらはAmazonのスマホ用アプリなわけですが、左と右で何かが違うのにお気づきですか?

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一部分を拡大してみました。これならわかるでしょう。右のアプリ画面には「Amazonビデオ」と「Amazonアプリストア」という項目が存在します。

そう、ネット通販の雄AmazonはGoogle PlayにAmazonアプリを提供する傍ら、野良アプリとしてもAmazonアプリを別に提供しているのです。

Google Play版と野良アプリ版との違いは先に見せたとおり機能に違いがあるというものです。

結局何がいいたいのか。それは…

例えばGoogle Playからなんらかの理由でアプリを削除せざるを得なくなったアプリ開発者や提供元が、Amazonにアプリを提供していたとしたら…。

勘がいい人ならもうお気づきでしょう。

機種変更などで新しいスマホにアプリをインストールしようとしたら、Google Playではすでに削除されてしまっていたアプリだったなんてこともあるわけです。

何も知らなければもうあのアプリを使うことができないのかと諦めてしまうところですが、もしAmazonにもAndroidアプリストアがあることを知っていれば、そこで探せば見つかる可能性があるということです。

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Amazonアプリストアの様子。Google Playから削除されたアプリも見つかるかも!

もしくは、ネットの荒波を探してみれば野良アプリとしてヒットする可能性もあります。ただ、信頼できる場所でない場合はウイルス感染などのリスクもあります。まさに自己責任。

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野良アプリをインストールするには【提供元不明のアプリ】をオンにする必要があります

もし、思い出したときにはGoogle Playからアプリが削除されちゃってたなんて悲しい事態が起きてしまったら、こんな方法(野良アプリ)もあるってことを知っておくと、役に立つことがあるかもしれません。

今回の教訓

選択肢はGoogle Playだけじゃないということを知っていれば、ほんの少しだけ希望が持てます。

この著者について

空閑 叉京
いとわズ編集長でデジタリアン、長崎県佐世保市出身の30代半ば。電脳コイルのような世界を夢見て毎日エアタイピングをキメつつ、唯一無二のHADOファイター&ライターとなるため、イメトレの日々を送ってます。
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