身体を冷やしたいなら脇を冷やせ!!
こんな言葉があったような気がします。暑くてたまらない真夏日、脇の下を冷やせば身体全体が涼しくなるという寸法です。
そこで僕にぴったりなんじゃないかと編集長が持ってきたのがこの「脇の下クーラー」。
脇の下に装着し、風を当てるという至ってシンプルな発想のこの機械だが、効果はどれくらいあるのだろうか?
これで正しいのか?「脇の下クーラー」
いざ装着しようと試みると、あることに気がつく…
これ、クリップの位置逆じゃない!?
説明書通りにTシャツの袖の下に「脇の下クーラー」を挟むと、どうしても二の腕でファンの吸気口を塞いでしまい、風量が弱くなってしまう。
スイッチが弱・中・強・切の順になっているのもちょっと面倒だ。
切・弱・中・強なら切状態から一気に涼しくできるが、切から強にしようと力を込めると反対サイドの弱になってしまってモヤモヤする。弱から強にするときも勢い余って切になりがちだ。また、クリップの力が強いので、Tシャツがビロンビロンになってしまう懸念もある。
スイッチオン!! 結果は…
それでも気にせず装着し、スイッチをオンにすると、これが驚くほどに………無風!!
個人的な脇毛の毛量のせいという要因もあるかもしれないが、残念なくらいに涼しくない。もしかしたら、脇を手入れしている稀有な男性か、女性ならアリかもしれないが、脇毛ぼーぼーの僕に一切効果は得られなかった。
そこで、「脇の下クーラー」の別の活用法を考えてみる。
①襟元に付ける
白い機器に白いTシャツという見にくい組み合わせとなってしまって申し訳ないが、これは若干涼しい。ただ、脇同様に襟元がビロンビロンになる可能性は否めない。
②帽子のつばに付ける
人殺しのような眼をしていて申し訳ないが、これも割りと涼しい。ただ、もしかしたらドライアイの人にはキツいかもしれない。
③手元を乾かす
提案の時点で不毛確定で申し訳ないが、ボウリングの球を投げるときのように手元を乾かすという案。手汗で困っている人は、もしかしたら重宝するかも知れない。
ぼくの結論
脇以外に使え!
この製品の提供元は便利と不便のギリギリに挑戦し続けるサンコーレアモノショップさん。こういう不便な商品を作ったこと自体が、今後の素晴らしい商品開発に繋がるのだろう。今回の「脇の下クーラー」は、僕には不要だったけど、まだまだ注目していきたい。