いとわズ

稲川淳二がデジタルホラーになったらこんな感じ。懐かしきFLASHホラー「赤い部屋」

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約3分

Flash全盛時代の恐怖ネタといったら、前回紹介した「こ〜こはど〜この箱庭じゃ?」と並んで思い出す恐怖ネタがあります。

その名を見ると「あー、あったねそんなの」と余裕で思い出せるレベルのネタ。その名も「赤い部屋」であります。

今回、そんな「赤い部屋」を覗いてみたところ、当時とは違った感覚で恐怖を味わうことができたことをお伝えします。

ポップアップが恐怖をそそる「赤い部屋」

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その昔、ブラウザのほとんどはタブではなくウィンドウ単位で開かれていたこともあり、ポップアップ広告は数あるブラウザウィンドウに身を隠すように出現し、ウィンドウを閉じていくと同時に発見するイライラからそっ閉じしていたものです。

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「赤い部屋」ではこのポップアップ広告を発端に恐怖の世界を体験することができる物語となっています。

オリジナルの「赤い部屋」は賞味5分ほどの短編ホラーですが、このポップアップ広告の恐怖を体験できる形となった「赤い部屋 完全版」なるものも当時は流行ったりしました。


赤い部屋

消えないポップアップを体験できる「赤い部屋 完全版」

先述した通り、オリジナルの赤い部屋とは無関係ではありますが、消えないポップアップの恐怖を体験できる「赤い部屋完全版」というものも存在します。

これなら今でもその恐怖を体験できるわけですが、今と昔ではブラウザ事情も異なっていることもあり、そのままの状態で体験しようとするとポップアップが出ません。

そのため、この恐怖を体験するには一時的にポップアップブロックを解除しておく必要があります。

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ブロックを解除すると、懐かしきあのポップアップウィンドウと戯れることができるというわけですね。

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画面が真っ赤に染まる感覚、そして次の犠牲者になってしまうのは自分なのかと恐怖する感覚…。懐かしさに身を震わせながら迎えるのは真っ暗な画面なのです。

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はて、画面はブラックアウトして終わるんだったっけ? と数分考えたのち、画面を反転させることで最後の恐怖が待ち構えていることを思い出しました。

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いやはや、こんな画面に隠されたメッセージを発見すると、今でもほんのちょっぴり背筋がゾクッとしてしまいますね。

番外編:最後の恐怖を忘れてしまっていたがゆえに招いた恐怖

さて、「赤い部屋 完全版」、最後の恐怖ってどうやって体験するんだったっけ? と考えたあげく、Google ChromeからSafariに切り替えて試していたところ(筆者環境はMacです)、ひょんなことからその恐怖を味わってしまうこととなりました。

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ひょんなことからリーダーモードボタンをクリックしてしまい、黒背景だと思っていた画面にこんな文字が羅列しているのを見つけた瞬間、正直ちょっとドキッとしました。

この表示を見て「画面を白黒反転させれば隠れていた文字が見えるんだったか…」と思い出したわけです。ジメジメした暑さにコレ系の怖さは相性良いんじゃないでしょうか。

ちなみに、なんだかこの「赤い部屋」、稲川淳二の怪談話のひとつ、「あなた…◯◯◯…でしょ」に近しいものを感じませんか?


赤い部屋 完全版

この著者について

空閑 叉京
いとわズ編集長でデジタリアン、長崎県佐世保市出身の30代半ば。電脳コイルのような世界を夢見て毎日エアタイピングをキメつつ、唯一無二のHADOファイター&ライターとなるため、イメトレの日々を送ってます。
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