気温が上がっていくにつれて洗濯の機会も増えますよね。
とはいえ梅雨どきとなると、どうしても部屋干しがメインになりがちで、衣服やタオルをしっかり乾燥させるのもひと苦労。そんなウェットな悩みを軽快かつ豪快に解決してくれるドライなアイテムがあるということなので、さっそく使ってみました。
ハンガーラックがそのまま乾燥機になってる!
写真では伝わりづらいサイズ感ではありますが、そのデカさは結構なものです。ふくよかな女子大生くらいのサイズ感。
下部に設置されているのが乾燥機の本体で、そこから温風を送り込むわけですね。中を見ると、カバーの底から送風口がひょっこりと頭(口?)を出しております。
ちなみにこれらは完成後の写真でして、パイプ、アタッチメント、キャスター、カバーがバラバラの状態で送られてくるので、それらを組み立てる必要があります。筆者は絶望的に要領が悪く、こういった工作をするとしばしば発狂してしまうのですが、親切な取り扱い説明書が同封されていたので特に発狂することもなく、30分ほどで組み立てることができました。
そして今回試しに乾かしてみたものがこちら。
無印良品のシャツです。ペットの亀と戯れて年甲斐もなくはしゃぎすぎた結果、こんなまだらな濡れ方になってしまいました。残念ながら「松浪健四郎元議員に水をかけられた」といった強いエピソードはありません。
「ハンガーラック丸ごと」というキャッチフレーズ通り、シャツ1枚程度ではスペースがたっぷり余ります。内部は二段構造になっているので、仮に上段にシャツ、中段にタオルという感じであれば、それぞれ5枚ずつくらいは余裕で乾かすことができそうです。
飾り気のない素朴なボタンをポチッとな
乾燥機の操作はすこぶるシンプルです。コンセントを挿して電源ボタンを押すと温風が吹き出すので、あとは15分刻みのタイマーで時間を調整するだけ。風量の調整も「強/弱」ボタンのみ。これなら僕でも発狂せずに使えますね。
スイッチを入れた瞬間、パンプアップしたように膨張するカバー。ふくよかな女子大生が荒ぶるようなイメージです。
どうやら内部で温風が循環することで大きな乾燥効果が得られる、という仕組みのようですね。ただ実際どれくらいの時間で乾くのかよくわからないので、とりあえず「強」で45分間動かしてみることにしました。そして45分後の結果がこちらになります。
カラッカラです。パーペキです。
もちろん、乾きたての洗濯物特有のぬくもり、柔らかさも備えており、なんならちょっといいにおいもします。別にキレイになったわけでもないのに「新品かな?」と錯覚しました。
結果を見ると45分はちょっと長かったかもしれません。濡れ方にもよると思いますが、たとえば洗濯機で脱水したシャツ1~2枚なら30分程度で充分かもしれませんね。
独り身にオススメの同居人
やっぱり乾燥機のパワーはすごいですね。これだけすぐに乾くとなると電気代も気になりますが、「四六時中乾燥に追われている」という状況は想像しにくいので、必要なときだけ使うようにすればランニングコストはそこまでかからないのではないでしょうか。
加えて「まとめてカラッと」は通常のハンガーラックとしても使えるので、スペースを腐らせてしまうということもなさそうです。一度の洗濯量がそんなに多くない人や、細かく洗濯してすぐに乾かす必要がある人、つまり一人暮らしの社会人には特にオススメ!
狭い部屋だといくらか圧迫感があるかもしれませんが、ちょっとふくよかな女子大生と同居しているくらいのものです。仲良くやってください。
あと、もしW杯で惨敗して成田空港で水をかけられても、シャツとジャケットくらいならすぐに乾かすことができます。ということで、サッカー日本代表のみなさんにもオススメです。