いとわズHADO部、HADO SUMMER CUPに向けて走り出す!

地獄の育児録~子育てはアメとムチ編~

子育ては”アメとムチ”が肝心だと思う。こんなこと言ったら反感を買うかもしれないけど、もうこれは絶対。

普段ワガママでうるさくて食いしん坊でどうしようもない荒くれ者の娘を育てている僕は、本気でそう考えている。

パパは嫌われているのではないだろうか?

2歳4か月の娘は、とにかくママが好き。僕が寝かしつけようとしても「ママと寝る」「パパあっちいけ」。

「イチゴが食べたい」というので用意してあげたら、「ママのイチゴがいい」「パパのはイチゴじゃない」とわけのわからないワガママを言う。

公園に行けば、ママにはドングリやキレイな木の実をプレゼントしますが、僕には薄汚れた小石を渡してくる。投げてくるときもある。

僕が仕事から帰ったとき、珍しく走って迎えに来てくれたかと思えば、「パパあっちいって!」と叫んでリビングに戻っていったこともあった。

パパよりママが好きというのは、よくあることなんだろうけど、ママが好きなんじゃなくて、パパが嫌いなんじゃないだろうか?

妻がイジワル

だが、少しくらい嫌われてもカワイイ我が子。パパとしては少しでも近づきたい。その日は仕事から帰っても全くの無反応だったので、ちょっかいをかけてみた。

アンパンマンを観ている娘に近づき、「アンパンマンと食パンマンどっちが好き?」と聞いてみる。娘はめんどくさそうに「アンパンマン」とつぶやく。

返事してくれただけでも嬉しい。

そしてまた質問、「アンパンマンとバイキンマンは?」。娘は同じように「バイキンマン!」とつぶやいた。やる気は感じられないが、久しぶりのコミュニケーション、これはすごく嬉しい。

調子に乗った僕は、「じゃあバイキンマンとパパはどっちが好き?」と思い切った質問を投げかけた。自分で質問しといてどうかと思うが、これで「バイキンマン!」と答えられたら、果たして僕は立ち直れるのだろうか? こんな質問しなきゃよかったと、言った瞬間後悔。

パパなのか、バイキンマンなのか。返事を待つ時間が永遠に感じられる。息を止めてじっと待つ。長い。それでもこれは重要なこと、待つ価値は十分にある。見開いた眼は渇き、喉が水分を欲したときにようやく気付く。

あ、無視されてる

2回も質問に答えてもらったので錯覚していたが、僕はそもそもそれほど娘に好かれていないのだった。バイキンマンと比べるどころか、面倒だったら話なんて聞いてはくれないのだった。

それでもバイキンマンと答えられたことを想像すると、無視されるほうがだいぶマシだ。ホッとしていると、それを見ていたイジワルな嫁が口を挟む。

沢野妻
じゃあ、ママとバイキンマンは?

ママが大好きな娘はすかさず「ママ-!!」と答える。なんてイヤミったらしいのだろうか? 無視されたばかりの夫を尻目に、娘との幸せでしょうがないコミュニケーションを満喫していやがる。

冷徹な妻がまさかの質問

沢野妻
じゃあママとドラえもんは?

_人人人人人人_
> ママ-! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

沢野妻
ママとミッキーは?

_人人人人人人_
> ママ-! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

なんだよこの予定調和のラリーは。腹立たしい。だが羨ましい。一か八か、もう一度僕も口を挟んでみる。

沢野
じゃあ、パパとハンバーグは?

・・・

沢野妻
ママとカレーライスは?

_人人人人人人_
> ママ-! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

娘どころか妻まで僕を無視する始末。家庭内別居という言葉が頭をよぎった僕は、仕方なく、テレビのアンパンマンを観ることで現実逃避を試みる。ぼんやりとしていていまいち覚えていないが、脳みその外では、「ママと〇〇どっちが好き?」「ママー!」というクソ下らないやりとりが引き続き行われていた模様。

アンパンマンってどれぐらい食べたら喋れなくなるんだろう?

そんなどうでもいいことを考えていた僕を、一気に現実へと引き戻す言葉が妻の口から発せられた。

沢野妻
じゃあ、ママとパパどっちが好き?

なんて妻だ! 冷徹な女だとは結婚前から知っていたが、こんなに無慈悲な質問を娘に投げかけるとは! これだけは答えさせちゃいけない! この答えを聞いたら僕は…立ち直れなくなる!

アンパンマンの世界から脱し、とてつもない反射神経で娘の口を塞ごうとする僕。しかし、微かに間に合わない。娘の唇が動き始めてしまう。

もうダメだ!諦めかけたそのとき、娘の口からは意外な言葉が飛び出した。

_人人人人人人人_
> いっしょ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

なんてカワイイ娘でしょうか!!!!????

ママでもパパでもなく、一緒!!!!

娘にとって両親は比べるものではなく、等しく愛すべき対象だったのです!!!!

妻が「パパ良かったじゃん」とか無責任にヘラヘラしていたのは今になってムカつきますが、こんなに嬉しいことは産まれてこのかた初めてです! 娘が産まれてこのかたではなく、僕が産まれてこのかたです!

普段、ワガママでうるさくて食いしん坊でどうしようもない荒くれ者の娘ですが、たまにこういうアメをくれるから、子育てってやっていけるんですよね。やっぱり子育ては、アメとムチが大切です。

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