いとわズ

魔の2歳児VS東京女子プロレス ~地獄の育児録~

257 views
約4分

イヤイヤ期真っ只中の2歳児は、その恐ろしさから世間では“魔の2歳児”と呼ばれているらしい。当サイトで何度も書いているが、我が娘の凶悪さったらない。声はデカイし、落ち着きがないし、食べ物はブチ撒けるし、数時間泣き止まないことだってある。僕は娘を、魔の2歳児オブ魔の2歳児だと思っている。

そんな娘と、横浜の洋光台駅前広場で行われる「東京女子プロレス」を観戦することになった。1時間半を越える道中 では、娘の悪いところが全部出た。駅のホームでは僕の手を振り払い人混みにダッシュ、車内でも食べていたアメ玉を放り投げる。もうムチャクチャで、着く前から僕はグッタリだった。果たして、娘は大人しくプロレスを観てくれるのだろうか?

会場でも魔

試合前に行われた「チビッ子プロレス教室」でも、娘は非常にめんどくさかった。いくら“チビッ子”と銘打ってはいても、さすがに2歳児が参加できるものではない。会話が成立できて、勝手に走り回らない、せめて5歳くらいじゃないと厳しいものがある。娘もそれがわかったのか、参加しようとはしなかった。

180405 sawada 01
立ち入り禁止にはなっていないが、なんとなく立ち入り禁止の雰囲気が漂っている滑り台でチビッ子プロレス教室を観る娘

しかし、次第に参加しているチビッ子たちが羨ましくなった娘は、突然リングへ向かって猛ダッシュ。僕が慌てて抱きかかえても、「うぁううあうあうやりたぁいぃ!!」と何を言っても聞かない。

180405 sawada 02
暴れる魔

なんとか引きはがし、リングから離れた場所に連れて行くが、好物のラムネを上げても、大好きな肩車をしてあげても、落ち着いてくれない。こんな状態でプロレスなんて観てくれるわけがない。

まさに魔だ。

魔の2歳児VS TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス

180405 sawada 03

テンションダダ下がりの僕と、意味も無く泣きわめく魔。そんな折、TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者・山下実優VSのどかお姉さんの試合が開始された。

見たい! 観たい! 魅たい!

ここまで来たのだから王者の試合がどうしてもみたい!

しかし、魔は地べたに這いつくばり、一向に泣き止む気配を見せない。魔の真骨頂だ。

180405 sawada 04
これは別日だがだいたいこんなイメージ

ラムネあげるよ!観に行こう!

_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ぅああうえういやあぁいい!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

とりあえず起きよう! 抱っこしてあげる

_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ぬぅおぉええういたぁあいい!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

何? 何がしたいの?

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> うぉっ、えうみたぁああいいい!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

え?

_人人人人人人人人人人人_
> ふおえすみたいぃい <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

ん??

ひっく、ひっく、、、

_人人人人人人人人人人人人人_
> ぷおれす、みぃたあぁい <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

プロレス見たい!?!?

なんと、娘はプロレスが見たかったのだ! プロレスが見たくて泣きじゃくっていたのだ!

すぐに娘を抱えてリング傍のイスに腰掛け、膝の上に乗せてやると娘は嘘のように泣き止んだ。それからはいくら話しかけてもまるで無視。うんともすんとも言わず、2人の試合を見守った。

続く、現役女子高生レスラー・小橋マリカVSゾンビ・黒音まほの一戦も娘は熱中する。間近で行われた場外乱闘にもまったく動じることはなかった。

180405 sawada 05
この距離のゾンビを凝視

東京女子プロレスには、魔の2歳児をも黙らせる魅力があるらしい。

コメント

*
*
* (公開されません)

Share / Subscribe
Facebook Likes
Posts
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE