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> 保育園楽しくない <
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> みんなつまんない <
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_人人人人人人人人人人人人人_
> 前の保育園は楽しかった <
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もうすぐ3歳の娘がこんなことをいう。「お友達ができないのだろうか?」「乱暴するお友達がいるのだろうか?」気が気じゃない。保育園で一人ぼっちで遊ぶ娘や、お友達に無視される娘を想像すると、涙が溢れてくる。そんな僕を尻目に、娘は自分で作ったオリジナルの意味がわからない歌を口ずさむ。その楽しげな笑顔を保育園では見せていないのかと思うと、気持ちのやり場がない。
親の都合で子は振り回される?
5月に今の保育園に転園した。理由は引っ越しだ。つまり、僕たち夫婦のせいで、娘は今つまらない思いをしている。前の保育園には僕もよく迎えに行っていたが、娘は心の底から楽しそうに笑い、保育士さんにも本当によくなついていた。それだけに、上記の娘の言葉は重くのしかかる。
しかし、嫁いわく、保育園に送るとお友達は必ず何人か寄ってくるし、帰りも普通に笑っているとのこと。前の保育園のほうが楽しかったというのはもしかしたら事実なのかもしれないが、今の保育園がつまらないという印象はないそう。保育士さんに聞いても、「仲良くやってます」「輪の中心です」と良い答えしか返ってこない。爆笑して転げ回ったせいで、Tシャツの上3分の1がヨダレで濡れて帰ってくることもあった。
それでも娘は変わらず、「つまらない」「楽しくない」発言をする。楽しく見えるだけに、「無理して笑ってる」「一人だけいじめっ子がいるのかも」などと僕たち夫婦の心配は加速する。通える範囲の保育園をすべてリストアップし、転園の準備も始めていた。
そんなある日の休日、僕たち家族が近所を散歩していると、同じ保育園に通うナオキ君(仮名)とそのママに遭遇した。ナオキ君は嬉しそうに娘に近づくと、大きな声で質問を投げかけた。
ナオキ君:楽しい? ねぇ楽しい?
ドキリとした。
娘は「楽しくない」発言をお友達の前でもしていたのだ。嘘も建前もない2歳児の会話は、残酷だ。
すると娘はそれに答えるようにナオキ君の眼前に迫り、妙な歌を唄い始めた。
—つま〜らないねぇ〜♪た〜のしくない〜ねぇ♪
僕たち夫婦もナオキ君ママもまったく理解ができない。しかし、娘とナオキ君は爆笑している。
家に帰り、あれはなんだったのかと娘に問う。
—つまらないは楽しいだよ。楽しくないは楽しいだよ
僕は子育ての難解さを見た。