HARASHIMA、そつのない食レポ
それで言えば、「ぶらり路上プロレス」は、「レスラーたちが街ぶらをしたらどうなる?」という珍妙な問題をオフィシャルで設定し、オフィシャルで回答している番組というわけです。
そして、番組内で温泉にも行ってしまうわけです。公式が出題・回答を一手にまかなってしまうんだったら、もうそれが絶対的な正解じゃん……。こちらが妄想する必要ないじゃん……。
繰り返すと、オタク女には、オフィシャルで同人誌みたいなことをされると、パニックを起こし、最終的には謎の怒りを覚え始めるという身勝手な習性があります。
老いたロバに乗ってえっちらおっちら進む自分たちの横を、スーパーカーが一瞬で抜き去るようなものです。怒りというか、要するにびっくりしてしまうんです。
でも、公式問題集である「ぶらり路上プロレス」を見て、自分の理解は正しかった!と確認できるのは楽しい。
私はHARASHIMA選手が好きなんですが、朗らかな笑みと「鍛えているからだー!」のキメ台詞の爽やかさと裏腹に、試合中は相手の弱点を執拗に攻撃するなどエグいところがあり、本当はなかなか性格が悪いのではないか?と疑っています。
まぁゲスが邪推したくなるほどの良い人オーラの持ち主ということなんですが……。
そんなHARASHIMAが、「ぶらり路上プロレス」初回で、初めての食レポながら「卵と鶏肉で良いタンパク質が補給できました」というレスラーならではの100点満点のコメントを返したとき、「このそつのなさ、やっぱり裏がありそうだ!」と自分の正しさを確認できた。
……って、書いていて気付いたけど、ほとんど言いがかりレベルだな。
いいんです。自分の信じたいものしか見ない。一方、飯伏幸太はプロレス巧者なのとは裏腹に、何を食べても「おいしいです!」とコメントするポンコツぶりを発揮していてキュン……。