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【食戟のソーマ毎話レビュー】意味わかんない寄り道の理由!279話「狼煙を上げろ」

ピーチ姫はマリオよりも背が高い。お転婆で勝気な性格をしている。そんなピーチ姫だからこそ、クッパにさらわれる意味がある。強いままでいて欲しいからこそ、助けに行きたくなるという心理が働くのだ。

これはマリオがピーチ姫を助けに行く動機ではない。プレイヤーが、マリオになりきってピーチ姫を助けに行く動機だ。

えりな様がさらわれる意味

そういう意味で、薙切えりなはかなりいい感じでピーチ姫だと思う。遠月学園の総裁で、誰もがうらやむ美貌を持ち、とんでもないセレブだ。

持っている特殊能力が“神の舌”なのもいい。自分の料理の底を見せない役割も担っているし、なにより、舌で人を審査できる絶対的な立場に、生まれた瞬間から立っている。こんなにさらわれるのが似合うキャラクターも少ない。男の子の中に潜在する騎士道精神をくすぐりまくるキャラ設定だ。超ジャンプらしい。

そんなえりな様をさらったのは、作中最強と思われていた幸平城一郎を倒した鈴木先生こと才波朝陽。目的は娶(めと)るためだ。フワフワとした掴みどころのないイケメンという強キャラにありがちな設定だが、コイツのいいところはえりな様を自分でさらったところ。少なくとも仲間が4人はいることが発覚しているが、コイツは護衛の眼を潜り抜け、1人でえりな様をさらい、仲間の元へと運んだ。

これだけで才波朝陽が無駄な上下関係を仲間に求めないことと、えりなへ敬意を払っているがうかがえる。歪んだ騎士道精神を持ち合わせていることをかすかに匂わせている。助けに行く創真と才波朝陽の思想が真っ向からぶつかり合うのが明らかすぎてまたしても超ジャンプだ。

意味のない展開をぶち込む理由

えりな様大ピンチ! という最高にジャンプしている引きで終わった278話「夜はうごめいて」。しかし、ジャンプ42号掲載の279話「狼煙を上げろ」は、拍子抜けするほど誘拐事件にノータッチだった。タイトルの狼煙は、才波朝陽相手ではなく、退学を賭けた学期末試験に対しての狼煙なのだから驚いた。

学期末試験終了からのえりな様さらわれるでもいいはずだ。完璧な誘拐を無駄にしてしまっているようにしか見えない。そもそも学期末試験で創真たちが退学するなんて読者は誰も思ってないし、作者もそこで意標をつけるなんて思ってないはず。

ではなぜこの話を誘拐直後に入れたのだろうか?

考えられるのは、読者に間を与えるためだ。作中で「一か月後……」とかそういうことではなく、実際の読み味としての間を置き、そこから意外な方向に話を展開させるためだ。創真たちが成長を遂げて学期末試験をクリアし、その後に誘拐パートに衝撃的な突入の仕方をするためだろう。

では、その衝撃的な突入の仕方とは何か?

それはすでにえりな様が才波朝陽に心を奪われているという展開だろう。“誘拐→学期末試験→誘拐発覚”だとしたらトロすぎて見ていられないし、“誘拐→えりな様がおかしくなってる”だと急すぎてよくわからなくなる。

それが“誘拐→学期末試験→えりな様がおかしくなってる”なら十分引きがあって、急展開としても丁度いいスピード感だ。

考察&予想

今回から食戟のソーマ毎話レビューをやっていこうと思っている。他のサイトでは、“当て過ぎてはいけない”という意識が働き、予想よりも考察メインになってしまっている僕のレビュー。だけど、いとわズではもう大きな予想をしてしまおう。超当たってほしい。

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