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子どもが最初に覚える暴力はアンパンチ 〜地獄の育児録〜

桃太郎が刀を使わなくなったり、さるかに合戦は猿と蟹が仲直りしたり、最近の童話は規制が厳しいらしい。子どもがマネしてはいけない表現や、残虐な表現は使われないようになっている。線引きが曖昧なのもまためんどくさい。

これは子どもに限ったことではなく、大人が見るドラマや映画、バラエティなどの規制もここ十数年でだいぶキツくなっている。人を殺して逃げる犯人がわざわざシートベルトをつけるなど、作品に疑問を生じさせてしまうことも少なくない。まぁ、大半の人が近年のコンプライアンス問題を行き過ぎだと感じていると思うし、僕も心の底から同意見だ。だって、作り手には自由でいてほしい。

息苦しい。あぁ、息苦しい

しかし、うちの2歳娘が最初に覚えた暴力がアンパンチだということを考えると、ちょっと意見が揺らいでしまう。まさか娘も、正義の味方アンパンマンのアンパンチが、テレビ画面から飛び出たこの世界では、暴力という名の疎まれる行為だとは想像もしていないだろう。毎日のように、「アーンパンチー!」の掛け声とともに僕の顔面に拳を叩き込んでくる。これを親に甘えているだけで、保育園のお友達にやっていないと考えるのはさすがに無理がある。

子どもが生まれる前の僕が、「アンパンチは悪か?」と少しでも考えている大人を見たら、「世の中をつまらなくするウゼー奴」というレッテルを貼っていたことだろう。だけど、自分の子どもが人様の子どもを殴っているところは見たくないし、殴られているところなんてもっと見たくない。これで道具なんか持ち出したら、後に残る怪我だってあり得る(ちなみにうちの娘は、アンパンマン号のおもちゃを使った“アンパンマン号パンチ”という技を編み出している)。

そんなことを考えていたら、小学生のときにドラクエの破邪の剣だっつって文鎮で殴られて血まみれになった池田君の顔を思い出した。あんなことになるならワンピースのゾロには刀を使って欲しくないし、ナルトには手裏剣を投げて欲しくない。あぁドンドン世界がつまらなく、息苦しくなっていく。

コンプライアンスなんてクソだ!!!!!!

ちょっと前までそう思っていた僕がこんなにもアンパンチが嫌になってきているのだから、今後はもっと厳しくなっていきそうな予感。絶対に嫌なんだけど、池田君みたいな犠牲者が出るのはもっと嫌だなぁと思う。その辺のところ、子どもたちのアンパンチを目撃しているはずの保育士さんに話を聞いてみたい。でも、そこについても守秘義務で教えてくれるわけもなく、やっぱり息苦しい。

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