最近、ドラマを見るにあたって「分身したいな」って思うようになりました。単純にドラマ愛を共有する人が欲しいのです。基本、ドラマを見終わったらネットの声見て「あ~確かにあそこ感動した」ってパソコンに話しかけるだけなので…。でも、チャロスが2人いたら相当うっとうしいな。他人に言われる前に自分で言っておきます。
【ドラマ全部見る】7月3週目後半、4週目ドラマレビュー
金曜日:チア☆ダン
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- 『チア☆ダン』 第2回 (TBS系・22:00〜)
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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
福井県立福井商業高校のチアダンス部「JETS」に憧れを抱くも、受験に失敗して隣町の高校に進学した藤谷わかば(土屋太鳳)が、転校生・桐生汐里(石井杏奈)との出会いをきっかけにチアダンス部を設立し、「全米制覇!」という大きな夢に挑戦する物語。
教頭の桜沢(木下ほうか)から、「部員8人」をそろえなければチアダンス部を正式な部活動としては認められないと言われてしまったわかばたち。仲間を集めるためにわかばたちはビラ配りに奔走しますが、それを快く思わない学級委員長の麻子(佐久間由衣)に「楽しそうでいいのう」と嫌味を言われ…。
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今回の話を見て、高校時代の“素直になれなかった自分”を思い出した人も多いのでは? ワイワイ盛り上がっている人たちを見て「いいなあ、混ざりたいなあ」と羨むけど、口に出すのは照れくさいし勇気もない。だから強がって自分を正当化する。でも後で素直になれなかった自分を責めてしまう…。自分も青春時代にそんな経験をしたことがありました。
だからこそ、教頭であり父でもある桜沢の圧を受け、本当はみんなとチアダンスがしたいのに素直になれない麻子と、わかばたちの誘いを無言で断り続けるも、みんなの必死な姿を見て徐々に心を開いていった茉希(山本舞香)の2人の気持ちに共感した人も少なからずいたはず。そして、「素直になることが成長につながる」ということを実感することができたのではないでしょうか。
土曜日:サバイバル・ウェディング
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- 『サバイバル・ウェディング』 第2回 (日本テレビ系・22:00〜)
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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
勤めていた出版社を寿退社した日に、恋人に婚約を破棄されてしまった黒木さやか(波瑠)。恥をしのんで復職のお願いに行き、女性向けライフスタイル誌『riz』の編集部を紹介されたものの、編集長の宇佐美(伊勢谷友介)に「半年以内に結婚しないとクビ」という無茶苦茶な条件を突き付けられ――。
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第2話で、“超絶さわやかスーパーイケメン”の祐一(吉沢亮)と出会いときめくさやか。久しぶりの「恋の始まり」を感じたさやかに、宇佐美が次の戦略を立てるという展開でした。
今回は、恋人との関係に悩むさやかに宇佐美が「バッグは代わりがいくらでもあるが、お前の体はこの世にたった1つしかない」「自分を愛せ」とアドバイスを送ったシーンにグッときました! 仕事でミスしたり、恋愛がうまくいかなかったり、少なからず人生には辛いことがあるし、自分を愛せなくなる時もある。でも、好きな服を着るのは誰? 仕事で成果を上げて褒められたいのは誰? それは他でもない自分なんです。正直、自分を愛しているかなんてあまり考えたりしないと思います。だからこそ、宇佐美の言葉に胸打たれた人も多かったのではないでしょうか。
あと、なんといってもファッションと恋愛テクニックを絡めるのが斬新で面白い。第1話では、宇佐美は“女の市場価値”をブランドバッグにたとえて説明。そして第2話では、ルイ・ヴィトンが日本で初めて出した広告を例に出して、自分を愛することの大切さを教えてくれた。ルイ・ヴィトンやエルメス、シャネルの戦略や企業努力がまさか恋愛につながるなんて考えもしないし、「宇佐美は次回、どんな例えをするのだろう?」という期待まで持たせてくれます。いろいろな楽しみ方ができるのも、このドラマの魅力ですね!
日曜日:この世界の片隅に/ゼロ 一獲千金ゲーム
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- 『この世界の片隅に』 第2回 (TBS系・21:00〜)
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[box class=”box31″ title=”ドラマ概要”]
太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すず(松本穂香)が、嫁ぎ先の北條家で夫・周作(松坂桃李)らと共に暮らすかけがえのない日常を丹念に描いた作品。
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今回はとにかくすずから目が離せませんでした…。「ほっほっ」と独り言を言いながら一生懸命水を運ぶ姿、「疲れとらんです」と言った直後に寝落ちしそうになる姿、頭にできた禿げを必死で隠そうとする姿。より一層すずという人間に虜になってしまいました。最後、周作に寄り添うすずの横顔は特に美しかった。何時間でも見れる。
ただ、次週予告で刻一刻と戦火が近付いていることが明らかに。正直、見るのが怖いという気持ちもあります。すずの実家は広島県。そう、原爆で大きな被害を受けた地域なのです。きっとすずにはこれから次々と困難が襲いかかる…。それでもすずから目を離してはいけない。このドラマを見ている人は、恐ろしい現実と向き合い戦い続けるすずを見守る“使命”があると思っています。
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- 『ゼロ 一獲千金ゲーム』 第2回 (日本テレビ系・22:30〜)
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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
建設中のアミューズメントパーク「ドリームキングダム」を舞台に、賞金1000億円を巡る“命”をかけたサバイバルゲームを描くドラマ。
第2回では、目隠しした状態で50m上空の台に立ち、4方向のうち正解の方向を推理して飛ぶ「クォータージャンプ」に宇海零(加藤シゲアキ)が挑戦。4方向の先にはそれぞれ声役と呼ばれる者たちが立って零に飛ぶよう誘導し、零は1人目の誘導をウソだと見破る。しかし、2人目はなんと零の同級生・山口カズヤ(増田貴久)で、カズヤは「こっちだ、こっちがセーフだ」「助けたいんだ! 友達だから」と零を呼びかけますが、彼は飛び移ると転落死する“アウトゾーン”に立っていて――。
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今回は、友達であるはずの零にウソの情報を与えるカズヤの「冷たく鋭い視線」が特に印象的。カズヤは勉強でも部活でも零に勝てず、ずっと強い嫉妬心を秘めていたことが明らかになりましたね。でも、さすがに命まで奪おうとするか? って気にもなりましたが。次回は零とカズヤの勝負ということで、零は自らの命と友達の誘導、2つの重い選択肢がある中でどのような決断を下してゲームを攻略するのでしょうか。
月曜日:絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
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- 『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』 第3回 (フジテレビ系・21:00〜)
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[box class=”box31″ title=”第3回あらすじ”]
犯罪を未然に防ぐ“ミハンシステム”が新たな危険人物・若槻真帆を割り出す。しかし、若槻は1年前、大学近くの雑居ビルから飛び降り自殺を図り、現在も意識不明のまま入院中だった。若槻のスマートフォンから彼女が所属していた大学のサークルのSNSツールへ「復讐してやる」のコメントが発信されたことなどが危険人物に導きだされた理由だが、一体誰が彼女に成り代わり復讐をしようとしたのか…。
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このドラマの特徴は、なんといっても「法律では罰することができない悪者」が毎回登場すること。第2回では保身のために料理人・藤井早紀の娘である七海を見殺しにした政治家・小松原忠司、そして今回は過去に何度も強姦事件を起こして被害届が出されているものの、父親が雇った弁護士によって罪を免れてきた学生起業家・湯川司です。
今回に関しては事件の首謀者が別に存在していましたが、彼らはとにかく罪の意識がまったくなく、同情の余地すらない。ただm小松原も湯川もドラマの最後で何者かによって「始末」されてしまいます。暗躍者の正体は未だにわかっていませんが、ネット上では主人公の井沢範人(沢村一樹)、ミハンチームの総責任者・東堂定春(伊藤淳史)、そして現在失踪中である桜木泉(上戸彩)などの名前が上がっています。井沢や東堂は警察関係者なので、もし犯人だったらただごとじゃない…。