連日ワイドショーを騒がせているアメフトの悪質タックル問題。あそこまで露骨なものはどのスポーツでも珍しいが、サッカー界にもヒドいことを平気でやらかす悪童は存在する。
来月開幕するロシアW杯2018で見られるかも知れない反則野郎たちを紹介したい。
ルイス・スアレス-ウルグアイ代表
“噛みつきスアレス”という悪名を持つ、世界最高峰のストライカー。
2014年W杯ウルグアイ対イタリアで、イタリア代表のDFキエッリーニに噛みついたことで日本でも一躍有名になった。しかし実はこれ、なんと3回目というのだから驚きだ。
2010年オランダ・アヤックス時代にPSVのDFバッカルに初めて噛みつき、2度目は2013年イングランド・リバプール時代に、チェルシーのDFイバノビッチに噛みついている。ほかにも、故意のハンド、人種差別発言など、“悪童あるある”はだいたい網羅している。
ペペ-ポルトガル代表
「マツコ&有吉の怒り新党」でも特集されるほど危ないDF。
2009年にはヘタフェのハビエル・カスケーロを手で突き飛ばし、倒れたところを思いっきり2度蹴るという世にも珍しい三段悪質ファウルを行うなど、その暴力性は類を見ない。倒れている相手をさり気なく踏んづけたり、走るフリして蹴飛ばすのが得意だ。
また、みんな大好きリオネル・メッシへの暴力行為は数限りなく、ビッグマッチでのやらかし率は相当高い。可愛げのあるスアレスと違って、本当に嫌われている。
マルアン・フェライニ-ベルギー代表
194cmのアフロ男。そんな風体のためか、バレないようにやるのが下手ですぐに退場させられてしまう。
特にアルゼンチン代表でマンチェスター・シティのFWアグエロとは因縁浅からぬ仲で、2014年には、蹴られて痛がっているアグエロに対して、わざわざ耳元まで近づき、唾を吐きかけている。また、2017年にはまんまとアグエロの挑発に乗ってしまい、審判の目の前で頭突きをしてレッドカードを喰らっている。
長谷部誠-日本代表
著書「心を整える。」が大ヒットした日本の精神的支柱。
紳士、人格者、生真面目など彼を形容する言葉はすべてポジティブなものばかりだ。しかしそんな長谷部も、心を整えきれないことはある。4月21日に行われたフランクフルト対ヘルタ・ベルリン、長谷部はFWゼルケの厳しいチェックに苛立った長谷部は、意図的にヒジ打ちをお見舞いしてしまい、一発レッド。3試合の出場停止処分が下された。
ほかにも、サルマネポーズで人種差別行為を働いた韓国代表キ・ソンヨン、麻薬取引とかかわったと言われているメキシコ代表マルケスなど、ピッチ内でもピッチ外でも悪事を働く選手はやまほどいる。どうか、無事に大会が終わることを願うばかりだ。