僕は頭があまりよろしくない。頭の良し悪しの定義とはなんだ? と思う方もいると思うが、僕はだいたいの方面において頭があまりよろしくない。
特に記憶力がない。家を引っ越しても、2年間は住所を覚えられなくても仕方ないと思っているぐらい、記憶力には自信がない。
そんな僕が所属するHADOチーム「いとわズ」は、わちゃわちゃ☆ピーポー(@wacha_hado)、性別迷子、NOeSIS(@NOeSIS_HADO)、ヒュブリス(@Hubris_HADO)、華より酒!などで活躍するプレイヤーの方々と練習させて頂く機会を得た。
当然、まだHADO初心者の僕にとって、HADOガチ勢との練習は新たな発見ばかりだった。1ゲームごとに自分のダメさを痛感させられた。先述した通り、僕は頭のほうがよろしくない。必死になりすぎたこともあって、そのファイトで気付いたことのほとんどを今現在覚えていない。
しかし、僕の頭がよろしくないことを知る由もないトッププレイヤーの方々は、有り難いことに考え方や動き方など様々なHADOテクニックを懇切丁寧に説明してくれた。頭のよろしくない僕は、自分の頭がよろしくないことすっかり忘れ、わかった気になって話をうんうんと頷く。
が、当然あまり覚えていない。練習帰りに、いとわズのメンバーにどんなアドバイスがあったかを聞き直したが、それもほぼ覚えていない。
本当に申し訳ない
そんな僕でもハッキリと覚えていることがある。2on2でのプレイ直前のこと。そこで対戦相手となる、1人のトッププレイヤーの方がアドバイスをくれた。
—一番前でしゃがむと良いですよ。身体も安定するし、羽も下がるんで相手はすごく狙いづらくなります
アドバイス通り「HADOファイト!!」の掛け声と同時にしゃがみこむ。これでそう簡単には攻撃を受けない、しかもこちらは落ち着いて攻撃できる。
僕はほくそ笑んだ。
しかし、その2秒後、そんな僕にエナジーボールがズドン。目の前には「KO」の二文字が…僕は騙されたのだ! 混乱した僕は、いつにもましてボロボロの80秒間を過ごすこととなった。
納得がいかない僕は、終了の合図と同時にクレームをつけた。
しゃがめって言ってたじゃないですか!
しかし彼は、「あはははは」と無邪気に笑っておられる。
僕はあの笑い声を一生忘れない。
※ちなみに、相手がしゃがんでいても下のほうを落ち着いて狙えば当たるらしい
▼その様子は以下からどうぞ!