デキる人材を常に探しているのはどこも同じ。
弊社もしょっちゅう求人を出していますが、この業界で働きたいという人はなんだかんだで多いらしく、ありがたいことに応募はかなりの数来ます。
その中から幸せな出会いを果たすには、もちろんこちらも真剣に探していますが応募者の方のアピール力も重要になってきます。でも、実際はそうではない「残念な例」も多い……。
そこで、実際に探す側からみなさんにアドバイス。こちらの視点も知っておいて損はないのではないでしょうか。
これを読めば、マスコミ業界の就職にきっと役に立つはず!
【CASE06】
「ポートフォリオは下記です。https://XXXX」
(45歳男性)
最近は、単なる職務経歴書ではなく、webで自身のこれまでの仕事をまとめている人が多いですよね。フリーを経験した人は、かなりの確率で実績をポートフォリオにまとめています。
僕らの業界は、編集者だったら何を作ってきたか、どんな媒体やページを作ってきたかが重要。ライターだったら、実際にどんな記事を書いたかを見てみないと何の評価もできません。
「◯◯という雑誌で◯◯に関するページを作ってきました」とか「◯◯というテーマの原稿を書いてきました」と言葉で説明されても分からないので、必ず過去制作物は見せてもらうようにしています。
そういう意味では、webでまとめたものがあると便利。記事やサイトのURLをたくさん貼ってくれる人もいますが、1箇所にまとまっていれば伝えるほうも見るほうも楽です。
でも……たまに応募書類の職務経歴の欄が、自身のポートフォリオのURLを貼っただけでほとんど何も書いていない人がいるんですが、これはいかがなものか。
ポートフォリオにもあるのに、同じことを書くのは無駄だということかもしれません。そのほうがすっきりして読みやすいという積極的な判断なのかもしれません。しかし、こちらは一度に十数人の応募書類を見ており、あまりあっちゃこっちゃ参照したくないのも事実なんです。
かと言って、じゃあ全部書けばいいかと言われると、それはそれで見づらい、情報が多すぎてわかりにくいとか言っちゃうんですけど。すみません。
応募や面接は自分をプレゼンする場です。繰り返しになりますが、こちらはものすごい数の中から、何段階かで選抜しなくてはなりません。それには、応募者のほうで親切なことをしてくれると非常にありがたい……。
応募書類を見れば要点はわかり、詳細についてはポートフォリオ参照で。そんな見やすい書類、お待ちしております。