ここ最近、頻発している痴漢トラブル。痴漢を疑われた人が線路内を逃走するケースも相次いでいるようで、情報番組等で取り上げられることも増えていますが……6日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」でも、痴漢トラブルについて特集していました。
痴漢トラブルは国内で年間4000件にものぼるそうですが、それは氷山の一角らしく、なんと被害者の約9割は、加害者と顔を合わせる恐怖などの理由から警察に通報・相談していないのだとか。そうした泣き寝入りをせざるを得ないケースもある一方で、痴漢冤罪も問題となっています。
番組には、痴漢冤罪を描いた映画「それでもボクはやってない」の主人公のモデルにもなった男性もVTR出演し、2年にもおよんだ地獄の日々について語りました。
痴漢冤罪は困りものだけど、それより・・・
男性は当時、会社通勤に痴漢と間違われました。電車を降りて歩き出したところ、後ろから女性に呼び止められ、「こいつ痴漢」と指さされたとそう。
女性は「露出した性器を手に押し付けられた」と主張し、身に覚えのない男性は名誉を傷つけられたことに怒りを覚え「出るところに出てやる」という思いで駅員について行き、そのまま警察署へ。
すると刑事たちは男性の話を聞こうともせずに「お前、ズボンのチャックを下ろして握らせたんだってな」「お前がやったんだろ!」と犯人扱い。男性は「完全に脅しですよね。机をバンバン叩いて。もちろん証拠なんて無いです、女性の供述さえあればいいわけです」と、当時の様子を振り返っていました。
男性は逮捕され、92日間も勾留。その間に会社からは解雇を告げられ、友人も「関係を切ってくれ」と離れていったといいます。男性は当時37歳。働き盛りで職を失い、友人も失い、精神的に追い詰められ、留置場で「死んでしまいたい」と自暴自棄になる日々だったそう。
保釈金を払って自宅に戻るも、妻は泣きながら「もう死にたい」――。そんな苦しい状況に、男性は「一家心中っぽいことをすれば……」と思い至り、長男の首を絞めて心中を図ったこともあったそう。
懲役1年2ヶ月が言い渡されましたが、控訴。支援者とともに当時の電車内の状況を再現したビデオを裁判所に提出して潔白を証明し、逆転無罪を勝ち取ったわけですが、それで「めでたしめでたし」とはなりません。
当時、男性は記者会見で「これまで仕事も職も失って、さまざまなものを失って、時間もお金も失ってきました。私自身が被害者だと思っています。これはなにも、特別な人に起こる事件ではないと思っています」とコメントしていましたが、無罪になったからといって、元通りにはならないものがあまりにも多いことを示していました。
番組ではそんな痴漢冤罪を回避するために、「目撃者の協力を求める」「弁護士に連絡する」「駅員室などの密室には行かない」「会話を録音する」「なるべく手を洗わず保全」といった対処法を解説していました。
さて、ここまでは長いなが〜い前フリ。本題はここからです。
もし痴漢を疑われたら、相手との会話をスマホなどで録音しておくと良いのですが、そんなときの録音に最適なスマホアプリがこちら! ○○円デース! それでも万が一、痴漢冤罪に巻き込まれてしまった場合の強い味方、「痴漢冤罪保険」はこちらがオススメ!
……って、突然テレフォンショッピングのようになってしまうのは昨今の情報番組によく見るパターンでしょう。
つい先日もTBS系「ビビット!」でパンサーの向井慧が過去に遭った痴漢冤罪騒動を語っていたのですが、最後に「痴漢冤罪保険」が紹介されると、「それ絶対知ってた方がいいですね! その当時知ってたら、絶対利用してる思います。それくらいパニックになってました」って……うーん、なんだろうこの気持ち。