いとわズ

HADO BEGINNER’S CUP 初挑戦!勝った理由は勢い!負けた理由は…?【後編:動画あり】

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約8分

〜わちゃごな☆ピーポーのTAKAさんに話しかけることで緊張感を紛らわそうとした僕。

しかし、その作戦は見事に失敗し、バックバクの心臓を抱えたまま、決勝トーナメントを掛けた強豪「小田原ちょうダンズ」との試合に挑む。〜

一瞬の勝負、その優しさが命取りに・・・

負けるぐらいなら戦わない方がマシ

ゆとり世代でもないクセに、ゆとり世代のパブリックイメージ代表みたいな考えを持つ僕は、試合開始前、緊張でやる気を失っていた。社長兼補欠の大木との交代も考えたが

大木:この試合とって楽になろう

と監督ぶって、試合に出る気配をまったく見せないので交代は諦める。そして、いよいよ決勝トーナメント進出を賭けて、総勢48名とHADOチームとして現在最も大所帯の強豪「小田原ちょうダンズ」との試合に挑む。

開始前、緊張でやってられない僕に、ちょうダンズのリーダー・父やんさんが笑顔で話しかけてくれた。

「法人対決ですね」

この笑顔がやたら嬉しい。なんて良い人なのだ。シュッとした感じの若い2人も、緊張で汗ダックダクの僕に、爽やかな笑顔で握手を求めてくれた。

基本的に優しくされると調子に乗る僕は、これで平常心を取り戻す。逆転に継ぐ逆転の結果、我々いとわズは、なんとか、なんとか17-15で勝利を掴んだ。結局はエース空閑頼みの内容となったが、僕がそこまで悪くなかったのは、完全に小田原ちょうダンズ3人の優しさのおかげだ。あの微笑みがなかったら結果は逆になっていたはず。本当にありがたい。

もしこれから先、緊張している対戦相手が現れたら、試合開始前には絶対に話しかけず、全力で睨みつけてプレッシャーをかけようと思う。

ヒュブリスとやりたくない

決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めてホッとしている僕に、いとわズ編集長兼エースである空閑が大それた発言を投げかける。

空閑:どうせなら次も勝ちましょう。負けると2位通過になってしまうので、トーナメント1回戦でヒュブリスと当たることになってしまいます

なんという大胆発言

確かに、優勝候補筆頭と目される「ヒュブリス」(@Hubris_HADO)とは戦いたくない。だが、今から僕たちが戦わなければいけない「華より酒!」もかなりの強豪。メンバーの1人タカハシさんには、先日行われた合同練習会でその実力をまざまざと見せつけられている。

強気な空閑の発言にたじろぐ僕の元へ、補欠の大木が現れる。

大木:どうせなら次も勝とう!

空閑と同じことを、内容薄めで言っている。

決勝トーナメント初戦でヒュブリスとの対峙を回避するためにも、勝たなければならないという状況にあることを教えると

大木:そっか!負けるとヒュブリスなのか!

かわいい奴である。

そんな大木が急遽「次出たい」と出場志願し、「華より酒!」とのBブロック1位を賭けた大勝負に、原田と代わって出場することになる。

強豪!華より酒!

「華より酒!」は、4人の身長差から自分たちのことを大・中・中・小と呼んでいる。覚えやすく親しみやすい雰囲気を醸し出してくれるのは有り難いが、対戦相手となるとこれが非常に厄介だ。

なぜなら、大と小の身長差が大きく、羽の位置がかなり違うため、流れ弾でのヒットが狙いづらいからだ。経験、テクニック、身長差、あらゆる面で我々いとわズよりも上のチームと言って間違いない。

だが、そんな強豪を相手にしても、この試合の僕はまったくといっていいほど緊張していなかった。それは、我々の社長であり、リーダーであり、精神的支柱である大木の存在が大きい。

もし、試合に負けたとしても、全勝している3試合に1度も出ていない大木がいるため、“大木の責任”という空気が流れるに違いないからだ。たとえ僕のスコアがボロボロだったとしても

僕:前衛の僕を後衛の大木さんがもうちょいフォローできていたら、勝てたかもしれないっすねぇ

とでも言っておけば、大木を言いくるめることができる。

もちろん、後衛のフォローとかそういう難しい連携のことを僕は知らない。だが、大木は地味に責任感が強い男なので、こうでも言っておけば自責の念に駆られ、本当に大木の責任という雰囲気になる。どうなっても、僕に責任が問われることはない。ゆえに、僕が緊張しなければならない理由はまったくないのだ。

この気楽な心構えが功を奏したのか、珍しく僕はチーム1番のスコアを残し、13-9で勝利を手にする。やはり、なにごとも気楽にやれる精神状態を作るのが一番だ。

社長が責任を負い、社員が好きにやる

うん、なんか理想の会社っぽくてウケる。

ちなみに後日談となったが、第2戦の対ラーメン丸戦に大木は出場していたらしい。疲労の限界に達していた僕はそのことをまったく覚えていなかったが、動画を確認したところ大木は本当に出ていた。

シールドをぶちこわせ!

Bブロックを全勝で突破したいとわズ。僕たちは、何やら強いチームのような気持ちで、決勝トーナメントに臨んだ。2本先取で行われる1回戦の相手は、他の大会でも好成績を収めている「マックスファクター」。トッププレイヤーとも渡り合う、完全なる格上だ。

しかし、我々いとわズは「自分たちは思ってたよりも強いぞ」という勘違いからくる勢いで、1本目をなんと14-9で先勝する。勢いってすごい。

それでもマックスファクターは歴戦の剛の者。このまま楽に勝たせてくれるわけがない。2本目は、シールドを多用してくるという戦法に切り替えてくる。イケイケだったいとわズだが、これに大苦戦を強いられる。結成2ヶ月、しかも他のチームとの練習経験が薄い僕たちは、シールドに慣れていなかった。その結果、3-12という大差で落としてしまう。

これはマズイ。次も同じことをされたら、僕たちはおそらく何もできない。

僕:とりあえずシールドを壊しましょう!片っ端からぶっ壊せば、ステータス的には有利になるから、ちょっとぐらい取られても逆転できます!まずは壊しましょう!

言ってることは間違っていない。いや、後々にNOeSISのしおしおさんに聞いたところ、これが正しい対処法のようだ。

しかし、いとわズは第3戦目も大苦戦。僕は、「シールド壊しましょう!」と指示を繰り返すも、シールドのすき間から見える羽という甘い誘惑に乗っては避けられるというミスを繰り返してしまう。ちなみに出場していた空閑も原田も同じような心理状況だったらしい。僕含む3人は、僕の言うことなんて誰も聞いちゃいなかったのだ。

結果僕たちは7-12で破れ、3位決定戦へ回ることとなった。今さらだけど、マックスファクター、なんちゅう名前つけてんだよ。

僕:完全にふざけてやがるぜ。。(負けたよ)

再戦!華より酒!

それでも僕らには謎の勢いがあった。3位決定戦の相手は、ついさっき戦って勝ったばかりの華より酒!。シールドを多用されるも、無策で挑んだ、僕、空閑、原田に代わって入った大木の3人は、これまた勢いだけで1本目を13-6と先制することに成功する。頭脳の使用を放棄すると思いのほか結果がついてくるものだ。

そして勝ったら3位入賞が決まる2本目。華より酒!も吹っ切れたのか、シールドにステータスを振らずに打ち合いを仕掛けてきた。打ち合いなら勢いで上回る僕らが有利なはずだ。集中さえ切らさなければいける!

しかし、勢いとは裏腹にスコアは思うように伸びず、10-14で2本目を落としてしまう。

おかしい! なにかがおかしい!
勢い的には間違いなく我々が上回っていたはず!
偶然だ! 偶然に決まっている!
3本目は必ず勝てる!

その思い込みは、あながち間違いではなかった。残り60秒で5-0でいとわズがリード!この時点で僕は、勝利を確信する。こんなに差を付けて負けるわけがない!

だが、そこから華より酒!の反撃が始まる。5点の差はあっという間に詰められ、残り20秒の時点でなんと8-9と逆転を許してしまう。そしてそこからは地力の違い、差をみるみる広げられ、最終的には10-14と完敗。我々いとわズのビギナーズカップは、4位という結果で終わった。

「賞金でお酒が飲めるぞー!」

試合終了と同時に喜びを爆発させ、全員で抱き合っていた華より酒!。僕はあの光景を絶対に忘れない。負けたら負けたで美味しくお酒を飲めるタイプの愉快な奴らのクセに・・・

明確な敗因

それにしても、途中まで5点も差をつけていたのに、なぜ負けたのだろうか? 細かい分析ができるほど、僕はHADOを理解できているわけではないが、後日動画で確認してみたところ案外簡単に敗因が見つかった。

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拡大したものがこちら。

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這いつくばる大木。

弾を避けるために屈んでいるわけではない。明らかに這いつくばっておられる。攻撃もチャージもせずに、補欠の大木は這いつくばっておられる。

ここで、普段の大木の発言を紹介したい。

大木:週に15kmは最低でも走ってるよ

大木:毎週土日はだいたいテニスしてるかな

大木:ごめん、その日はマラソンの日なんだよね

なぜだ!?

大木に話を聞いてみた。

僕:大木さんは普段スポーツしてるし、補欠で僕らよりも試合数も全然少なかったのに、なんであんなに疲れてたんですか?

大木:う~ん…それがねぇ。わからないんだよね

わかんないならしょうがないよね。

ビギナーズカップ当日の僕らの全記録はコチラ

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