子どものようにわくわくした表情で編集長が「いとわズは今年、HADOをやります」と宣言してから早2ヶ月が経った。
なんかHADOっつーe-Sportsがあるらしい、e-Sportsの中でもより“遊び”の要素が強くてみんなで楽しめそうだ、格ゲーはいまさら始める気にはならんけどHADOならやってみたい、しかもまだそんなにメジャーでもなさそうなので、うちがガンガン盛り上げていければうちがやる意味があるのではないか、そんなことよりとにかくやってみたい、仕事を口実にHADOができれば最高だ、つか編集長HADOやりたいだけじゃね?……。
てな感じで始まった『いとわズ』HADO部、チームいとわズ。やってみたら、奥は深えわ、かなり運動になるわ、でも運動苦手な女子に毎週テニスやってる社長が負けるわ、戦術研究や課題克服などいろんなテーマがあってあれ? あいつ他の仕事より真剣にやってね? って感じだわ、で、結局、ハマってしまったわけです。
そんないとわズが、いよいよHADOビギナーズカップに出場する。1月25日にはじめて体験会に参加してから経験2ヶ月という文字通りのビギナーが参加していい大会なのか、正直さっぱりわからない。コテンパンにやられるかもしれない。
先日、声をかけてくださったチームさんのおかげで一緒に練習をやらせていただく機会があったが、そのときは「うん、対外試合なんて10年早かったね!」としか思えなかった。こっそりビギナーズカップにエントリーしていた編集長のことを馬鹿かと思った。そして、軽はずみに「優勝しようぜ」なんて言ってた自分のことも馬鹿だと思った。
でも。やるからには勝利を目指したい。ほんとにどうなるか見えないので、目標は優勝→3位→勝ち越し→1勝と随時アップデートしていくことになるだろう。でも、やるからには今できるすべてを出し切りたい。各自がこれまで積み上げてきた(主に脳内)スキルを発揮し、試合の中で成長を見せつつ、本気で勝利を目指そう。
大会直前、他のメンバーたちにも意気込みを聞いた。
空閑:HADOを初めて体験したその日から、僕はイメトレだけは毎日欠かさずやってきた。ビギナーズカップではそのイメトレの成果を120%くらい発揮できればいいなと思っている。あわよくば優勝、いや、2位……、ああ、3位……、まずは楽しんで勝利を目指したい!
沢野:気持ち負けしそうになったら、「僕は有名プレイヤーと喋ったことあるんだぞ!」を合言葉に頑張りたい。チームとしての目標は、ケガ無く楽しむこと。個人の目標は、「あいつ、動きは素人だけど鍛えたらモノになるな」と上手い人に発掘されること。人生で1度くらいは勝ってみたい。
原田:運動から縁遠く、これまでの人生で一度も“大会”と名の付くものに触れてこなかった人間としては、27歳にして初めて“大会に向けてみんなで練習する”という経験をして不思議な気持ちです。せめて1勝! 頑張るぞ~。
いとわズにとって、大きな、大事な一歩。
俺は監督としてみんなを全力で見守るスキルを発揮したい。