デキる人材を常に探しているのはどこも同じ。
弊社もしょっちゅう求人を出していますが、この業界で働きたいという人はなんだかんだで多いらしく、応募数はかなり多いんです。正直、採用活動中は他の仕事がまったく手を付けられないほど。
それなのに、「もうちょっと熱意を示そうよ……」という人や、中には「数撃ちゃ当たるくらいにしか考えてないんじゃ……」と言いたくなる残念な人もいたりします。こっちも真剣に選んでるんだから、皆さんにも本気で自分をプレゼンして欲しい。
そこで、そんな「残念な例」を、できるだけ具体的に解説。不採用の理由とともにアドバイスします。
これを読めば、マスコミ業界の就職にきっと役に立つはず!
【CASE03】
真面目すぎます…(46歳男性)
「私は、真っ直ぐな性格をしており、筋が通らないことが大嫌いです。性格は真面目で、協調性があります。欠点は、真面目過ぎて、不正を許せないことです」(46歳男性)
これは書類での話なんですが、こんなに潔い応募書類は見たことがありません。
というのも、職務経歴は1社のみで、しかも業務内容に関する記述は簡潔。志望動機は回答なしで、自己PR欄がこれのみ……。つまり、上記の内容が応募書類のほぼすべてなんです。
本当なんです。
どんだけ真面目アピール1本でいくつもりなの?って話ですよ。
弊社に真面目な人間がいないということが見透かされたんでしょうか。
でも、そんな弊社でもそこまで真面目の需要はないぞ。真面目でさえあれば、能力も経験も問いません! なんて、相当世紀末な会社じゃないでしょうか。
1文目で性格のことを言ってるにもかかわらず、2文目も「性格は〜」で始まり、3文目の欠点でもまさかの真面目押し。
いかん、なんか味わい深い文章に見えてきてしまった。
これだけ真面目真面目言っておきながら、志望動機は空欄という不真面目さも素敵です。