日本、勝っちゃいましたね。ただ、皆さんご存知のようにとんでもない幸運による再現性のまったくない勝利だったこともあって、なにを言えばいいのか全然思いつかないです。嬉しいことは嬉しいんですけど、ハチャメチャな試合すぎて…。
ACミランのガチ勢みたいな感想
個人的に試合を見ていて一番テンションが上がった場面は、ACミランでチームメイトだった本田圭佑とカルロス・バッカがほぼ同時に交代出場したところ。ミラン時代もわりと仲良しだったという2人がピッチサイドで交わした短い会話の内容が気になります。
それにしても本田は心配になるくらい走れていませんでしたね。20分しか出ていないのに試合後のインタビューでも疲労困憊でしたし、体調は大丈夫なんでしょうか。
元ミラン勢といえば、セネガルのエムバイェ・ニアンもポーランド戦で活躍しました。彼の決勝ゴールにしてもポーランドのミスなのでコメントしにくいのですが、試合終了後にセネガルの選手たちがやっていた歓喜の謎ダンスは気に入りました。2010年の南アフリカのチャバララのゴールパフォーマンスくらい流行ってほしい。僕も踊りたい。
また次があるよ、サラー
グループAの第2戦、ロシア対エジプトの試合を見ながら思ったのですが、なんかロシア強くないですか?
先の記事では「そんなに弱くないと思う」みたいなことを書きましたが、弱くないどころの騒ぎじゃなく普通に強い。ピーキングに成功したのかホームの声援かわかりませんが、単純にコンディションがよくて、終盤までインテンシティが高い。5対0で爆勝したサウジアラビア戦に続いて、エジプトも3対1で粉砕してしまいました。
残念だったのはモハメド・サラー。やはりチャンピオンズリーグ決勝以来の実戦だったこともあり、おっかなびっくりプレーしている感じがありましたね。なんとかPKで一矢報いましたが焼け石に水といったところで、2連敗のエジプトは決勝トーナメント進出の可能性がほぼなくなりました。サラーは6月15日に26歳になったばかりなので、次のW杯に出ることができたら30歳。うん、まだいけますね。おやすみ、そしてがんばれサラー。
6月20日(水)のマッチプレビュー
なんだかどのカードも得点王争いのためのボーナスステージのような組み合わせに見えてしまいますが、たぶんそんなに簡単な試合にはならない、と思いたい。
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- ポルトガル VS モロッコ グループB キックオフ 21:00(テレビ朝日)
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「クリスティアーノ・ロナウドが何点取れるかに注目です!」と軽薄な民放のアナウンサーみたいに失礼なことを大声で言いたいところですが、ベナティアが統率するモロッコのディフェンス陣はかなり堅牢だし、相手がポルトガルなら基本的にはガッツリ引いて慎重に戦うはず。勝ち負けはともかく、大量失点はないと予想します。
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- ウルグアイ VS サウジアラビア グループA キックオフ 24:00(NHK)
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スアレスとカバーニが何点取れるかに注目です。
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- イラン VS スペイン グループB キックオフ 27:00(日本テレビ)
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言うまでもなく力の差は大きいと思いますが、僕の注目ポイントは「おそらくはアジア最強であるイランが、本物のティキ・タカにどれくらい対抗できるのか」です。ガチガチに固めてカウンターという古典芸能みたいな戦法を取るにしても、イランなら少しくらいは抵抗してくれるのでは、と淡い期待を持っております。「ジエゴ・コスタが何点取れるか」みたいな試合展開になったらごめんなさい。