そんじょそこらの汗っかきと私を一緒にしてくれるなよ。
夏場は全身が温まっているので、冷房の部屋に入るとメガネくもりがち。あるときは、いつものように汗まみれで電車に乗ったら、見知らぬ親切なおばさんから「体調が悪いの?」と心配されてしまった。私が「いやぁ……」みたいな態度をとっていたら、おばさんも途中で、こいつはただ汗がすごいだけの元気な奴だと気づいて、気まずい空気が流れました。
誰か夏の私をヒンヤリさせてみせろよ!
革製のイスに座る汗っかきには必須
編集長:それだけ汗をかくならピッタリでしょう
そう言って編集長から渡されたのが、サンコーのツイン冷風ファン内蔵「USB爽快クッション」です。USBに接続すると、内蔵された2つのファンが動き出し、クッションに冷風を送り込んでくれるのです。機械が苦手な私ですが、使い方が簡単なので一安心。
さっそく座ってみたところ、……? これ本当に作動しているのかとUSBポートを確認するなど、しばらくそわそわしていましたが、あっ確かにヒンヤリする! でもな~もっと“出社して座れば一発で汗がひく”級の冷却効果を期待していたから、正直こんなものか~。
しかし、よく考えたら、それだけ冷たいクッションに1日座っていることは不可能でしょう。さらに考えているうちに、「これは自分向けの商品では?」という気持ちも高まってきました。
なぜかというと、自分はとくに太ももに汗をかくタイプの汗っかき。汗を吸わない素材のイスに座ると、太ももの形の水たまりができてしまいます。幸い会社は布製のイスなので、近年は無縁の悩みですが、革製のイスだったら「USB爽快クッション」は必須だったろうなぁ……。
“涼しくなる”というよりは、“汗をかかなくなる”ためのアイテムとして捉えるのが正解っぽいです。ムレが気になる人にもよさそう。
ケーブルまわりは改善の余地あり?
あ、きっとファンの作動音を心配している人もいるでしょう。そのへんは弊社が、オフィスに音楽がかかっている&大通りに面している&隣で工事をしている環境であるため、説得力がないかもしれませんが、まったく気になりません!
うちの会社レベルまで行かずとも、人の出入りが多少あるくらいの職場環境であれば気にならないはず。「何の音?」くらいで終わりでしょう。
ただ1点気になるのは、USBケーブルまわり。ケーブルの長さは150cmと、けっして短くはないのですが、イスを引いたり回転させたりすると接続に干渉してしまいそう……。かといって長すぎるともたつくし、上手い方法があればいいんですけどね。
とりあえず今年の夏は、「USB爽快クッション」によって尻だけはヒンヤリ暮らせそうで嬉しいです。