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地獄の育児録 〜Fire TV Stick de 甘やかし編〜

「最近の親は、子供を甘やかしている」みたいな話って良く聞きますよね。うん、確かに。確実に僕は甘やかしている親だという自覚があります。寝る前でも、娘が「パン! パン!」とねだってきたら、5割ほどの確率でパンを与え、「ミッキー! ミッキー!」と騒いだら、10割ほどの確率でミッキーの動画を見させてやっています。

でも、これって僕のせいじゃないんですよ。

それもこれもすべては“Fire TV Stick”

こいつのせいなんですよ!

こいつが便利すぎるから娘は、ミッキー・アンパンマン・ももクロ漬けの生活を送っているんですよ! 悪い棒ですよ! ほんと!

僕はデジタルなものに疎いんですが、この棒は超カンタン。テレビにUSBみたいのをぶっ差してWi-Fiで繋ぐと、テレビがパソコンの画面みたいな役割を果たし、「Amazonプライムビデオ」「Hulu」「GYAO!」「Youtube」などの動画サイトを大画面で見ることができるんです。

本当はもっとたくさんのことができるみたいですけど、僕はよくわかりません。とにかくこのお手軽クソ棒が便利過ぎるのでついつい僕は、娘に動画を見させてしまっているというワケです。

ちなみに、この棒が我が家に来る前は、iPadが便利過ぎるせいでタブレット育児を強いられました。寝る前にパンを献上しなきゃいけないのは、Pascoの「超熟山型」が美味すぎるせい。本当に生きづらい世の中ですね。

どれだけFire TV Stickが悪いかを説明する

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この黒い棒を導入したのは、iPadを見続ける娘が余りにも不健康に見えたからです。20cmほどの距離に顔を近づける様は、さすがの僕も「お、早くも子育て失敗か?」と後悔しかけるほどでした。

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今見ると、ホント不健康。もっと早く止めさせればよかった。

その点、大画面で一緒に動画を観られるFire TV Stickはなんとなく健康的で、仲良しな家族っぽくて良い感じです。娘も画面から離れて、僕たちと遊んだり、一緒に踊ったりもできます。

ここで問題なのは、余りにも気軽に動画を観ることができるので、娘が好きな動画をずっと付けっぱなしにしろ! と要求してくることです。

娘は絵本を読んであげていても、一緒にブロックで遊んでいても、常に画面にBGM的な感覚で捉えているのでしょうか。お昼寝させてるときにチャンネルを替えたら、隣の寝室から「アンパンマンはー?」と聞こえてきたこともあります。

「アンパンマンにしてー」とか、「アンパンマンがいい」ではなく、「アンパンマンは?」。

この「は?」がムカつきますよね。

「え?なんでアンパンマンじゃないの?頭おかしいの?」と言わんばかりの「は?」。イヤ〜な上司みたいな物言いですよね。将来絶対に嫌われるんで、もう少し話せるようになったらなんとかやめさせたいと思います。

さらには、幼少期には大切な言語教育に関しても弊害も。娘はこの棒のことをリモコンと認識しているらしく、「ピッピ」と呼んでいます。そのせいで、以前まで「ピッピ」と呼んでいた小鳥たちのことは記憶から消去してしまったらしく、スズメやヒヨコを見ても「……」と、感情を無くしたような表情を浮かべてしまっているのです。アンパンマンのキャラなら10人以上名前を言えるのに、小鳥を知らないという知識の偏りが生まれてしまったのです。

動画を消すきっかけがないということは……?

ですが一番の問題はやはり寝る前。動画を観るのが自由すぎると、消すきっかけがないから、寝るきっかけがないんですよ。

無理にテレビを消した瞬間、「きょええぇぇえええぇい!!」と、とんでもない奇声を発してまいます。こうなると、画面をつけるまで騒ぐのを止めない。精神的に限界を迎え、やむなくこの黒い棒を起動してしまうわけです。

ね? これさすがに棒が悪いでしょ? 僕が悪い訳じゃないでしょ?

ね?

ね?

棒のせいでしょ?

電源オフはストレススイッチ

それでも子どものために、僕は甘やかすのを止めなければならない。どんなに泣いても、寝る前の動画と食パンを止めてもらわなければならない。

そこでやってやりました。21時30分以降の動画禁止作戦です! 21時30分の時点で遅いという意見もあると思いますが、そこはもう本当に無理なんで勘弁してください。

21時30分になり、意を決してテレビの電源をオフにしました。すると、予想通り娘はわめき散らします。これが予想通りしんどい、予想通りムカツク、予想通り気が遠くなります。

絶対にくるストレスを、自分のタイミングで呼び込むのって本当に憂鬱ですよね。上司に気付いていなかったミスが見つかって怒られるよりも、自分から上司にミスを報告しなければいけないときのほうがよっぽど辛いのと同じです。怒られるスイッチを自分で押さなければならないのです、これから毎日。

起死回生の発想もむなしく……

娘は、僕の数多あるあやしテクニックを持ってしてもなかなか泣き止まない。泣き止んでもすぐに思い出してまた泣き始める。しかし、ここで僕は重要なことを思い出します。

「アンパンマンはBGM代わりにもなるんだ!」

そうです。何もテレビを消さなくてもいいんです。アンパンマンが流れていること、音が流れていることに娘は満足感を覚えるのです。つまり、そのまま寝室に運べば良いのです。音だけ聞いとけば、それなりに満足なのです、うちの娘は!

テレビを付けたまま、娘を抱っこして寝室に連れて行ったら案の定、それほど泣きませんでした。これはイケルぞ!

そこから様々な寝かしつけ方法を駆使。なんとか娘が寝てくれたのは、22時20分。なかなかのタイムです! 世間的には遅いかも知れませんが、0時を越えることもある娘にしてはかなりの好成績です!

起こさないようにそ〜っと寝室を出て、嫁とガッツポーズ!

沢野
やったー! これで好きなテレビが観られるぞ!

チャンネルを変えた瞬間、再び悪魔の声が聞こえてきました。

「は」がむかつくんすよ、「は」が。

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