しばらくメイク直しをしていなかったら、気づけば小鼻が粉吹き芋のようになっていた。家を出た時点ではツヤッとしていたはずなのに、昼には顔面が溶けている。女子にとって、夏場のメイクは一生の課題……。
ところでプロレスラーたちは、アスリートでありながら、大勢の観客の前に立つエンターテインナーでもある。とくに女子プロレスラーは、試合後に物販として撮影会などを行う場合が多く、見た目だって大切な仕事だ。彼女たちなら、“汗をかいても絶対落ちないメイク”を知っているんじゃないか?
そこで今回は、東京女子プロレスに所属する女子プロレスラー3名、現チャンピオンの山下実優、現役JKでもある小橋マリカ、東女一の汗っかきを自称するのどかおねえさんに、試合後も可愛くいられるメイク術を教えてもらった。プロレスの試合をしても落ちないメイクなら、日常生活で絶対落ちないでしょ!
目の下が真っ黒にならないアイメイクを教えて!
小橋マリカ:おねえさんの汗の量で季節を感じるよね。もう夏だな……って
のどかおねえさん:汗かくから、メイクもすぐ落ちちゃう。デビュー戦のとき、ウォータープルーフのマスカラを使っていたのに目の下が真っ黒になってびっくりしたんですよ。試合中って汗かくうえに、目をギュッとつむっちゃうじゃないですか。だからアイメイクが下まぶたにつきやすいんですよね。でもファシオ『パワフルカール マスカラ』は、今のところいい感じです
小橋マリカ:私はまつ毛は、ミッシュブルーミンのつけまつ毛を使っています。それで、のりはSHO-BI『デコラティブアイラッシュ パワーアドヘシブ』。試合をしても目頭がちょっと浮くくらいで、完全にとれたことはありません
山下実優:私もそれ使ってた! 芯が柔らかいから、自然にフィットしてくれるんだよね。アイライナーだと、フローフシ『モテライナー』シリーズが本当に落ちないし、筆が固すぎず柔らかすぎずで書きやすいです。イチオシ!
小橋マリカ:『モテライナー』は、私もリピートしてます。普通アイラインって落ちやすいですけど、試合後これが一番キレイに残っていたんですよ。オススメしたから、リカ※1さんも使っています
のどかおねえさん:デビューしたばかりのころは、試合後いつも眉毛なくなってたなぁ……。今は、ルアン プリュスのアイブロウマスカラを使っています。崩れても汚い落ち方じゃないんですよね。ぽろぽろって感じで
山下実優:私は眉はキャンメイクのアイブロウコートを使ってるよ。日常生活だと『下地とかコーティングって意味あるかな?』って思うかもしれませんが、試合くらい汗かくときだと、あるとないとで全然変わるんですよ。だからメイクが全部終わった後には、アベンヌ『アベンヌ ウオーター』を仕上げにシュッとつけています。コーティングにもなるらしくて
のどかおねえさん:『アベンヌ ウオーター』は、今は無き滝川あずささん※2が教えてくれました……。メイクがキープされるし、肌がキュッと引き締まる感じもします
小橋マリカ:下地といえば、私はまつ毛にKATE『ラッシュマキシマイザー』を使っています。下地の時点で、まつ毛をぐっと伸ばしてくれて、カールもキープしてくれるんですよ。そのあと、ドーリーウインクのウォータープルーフマスカラを塗ります。これは落ちても、粉みたいにポロポロとれて、下まぶたにくっつきません。マスカラはオフするのも大変だから、試合後に物販行くなら、落ち方がキレイなものがいいんですよね
後編では、アイメイクに並ぶ鬼門・ベースメイクと、試合後に素早くできるメイク直しについて紹介します!
※1:辰巳リカ。5月3日に行われる東女の東京・後楽園ホール大会で、山下と対戦する
※2:東女所属のレスラー。ユニット“NEO美威獅鬼軍”の洗脳を受けた結果、現在はアズサ・クリスティとして東女に参戦
後編はこちら!
=選手プロフィール=
[box class=”box28″ title=”山下実優”]
1995年3月17日生まれ、福岡県出身。身長165cm。2013年8月17日、東京・両国国技館でデビュー。空手仕込みの打撃が武器の、東女のエース。2016年1月に初代TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者を戴冠。今年1月4日、東京・後楽園ホールにて才木玲佳を破って第5代TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者にも輝く。
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[box class=”box28″ title=”小橋マリカ”]
2001年5月17日生まれ、神奈川県出身。身長154cm。2016年1月4日、東京・後楽園ホールで現役中学生ながらデビュー。高校受験のため一時休業したが、無事合格して、現在は女子高生レスラーとして活動中。DDTグループ初の21世紀生まれのプロレスラー。
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[box class=”box28″ title=”のどかおねえさん”]
6月7日生まれ、岡山県出身。身長145cm。2016年1月4日、東京女子プロレス、東京・後楽園ホール大会でデビュー。“子供番組のお姉さん”というキャラクターで、入場すると「ピンポンパン体操」をまず踊る。リングアナウンサーから選手転向した愛野ユキは実妹。
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東京女子プロレスは、5月3日(祝)12時~に東京・後楽園ホール大会を開催。チケット情報などは公式サイトをチェック!