秋葉原ディアステージとサンリオピューロランドのコラボイベント「夢みる☆ディアステージ in サンリオピューロランド」(5月13日~21日)に、今年5年目を迎えるユメミストが行って、パレードを見たりなんやかやしてきました。
ユメミストにとってピューロランドは“約束の地”
愛する女の夢が、今目の前で叶っている。我がことのように嬉しく、パレード中はむせび泣いていた。よかったな~! 本当におめでとう、愛する女!
私はアイドルグループ・でんぱ組.incのミントグリーン担当である夢眠ねむさんを2013年初夏からずっと応援している。
夢眠さんは大学時代にピューロランドでバイトした過去があり、「ハローキティのようなポップアイコンになる」という目標を掲げてアイドル活動をおこなっているということで、今回の「夢みる☆ディアステージ」は、ユメミスト(夢眠ファンの総称)にとって女房を質に入れてでも行かないといけないイベントだったのです。
大変悔しいことにコラボライブのチケットは入手できなかったものの、チェキ会とコラボパレードは執念で参加。
最近は個人名義でさまざまな活躍を見せている夢眠さんも、さすがに今回のイベントは、感慨深いものだったらしい。
ブログなどでリハーサルの進捗などをつづっているのを読むたびに、いちヲタクはひっそりと「ねむきゅん頑張って……!」と念を送っていた。
そして、パレード。推しがサンリオキャラクターと一緒に歌い踊り、右手はハローキティ、左手は自身のマスコット“たぬきゅん”と手をつなぎ、満面の笑みを浮かべて練り歩く姿を見て、ただただ泣いていた。
ハローキティとの共演自体は、2015年にリリースした楽曲「ムなさわぎのヒみつ?!」で実現していたのだけれど、かつて何者でもなかった少女がアイドルとしてピューロランドに凱旋したという事実にすさまじく胸が熱くなりました。
愛する女~! 本当によかったな~!
夢眠ねむはクレバーだけど、天才ではない
自他ともに認めるDD、接触で少し優しくされただけで好きになってしまう私ですが、夢眠ねむは、一推し、神推しという言葉でもまだ足りない、別格の存在です。
何かの拍子に夢眠さんがアイドルを辞めて、芸能活動すら引退したとしても、私はその後の夢眠さんの幸いを生涯祈り続けるし、誕生日である7月14日には1人でバースデーケーキを用意し、ロウソクを立てて食べるだろう。
前に「女がステージで何かしているという点では同じコンテンツなのに、宝塚とアイドルを見るのはまた違う感情なのか」みたいな質問をされたことがあります。
宝塚も好きな私は、「明確に違う」と断言しました。
私にとって宝塚は、“すでに完成されたもの”です。完璧に美しい人々が、完璧な歌と踊りと演技をするのを見て、完全に受け手の側として「楽しませていただく」という娯楽。
一方、アイドル、特に地下アイドルは、かわいいけれど完璧ではない、私たちが暮らす日常の延長にいそうな女の子たちが、必死に頑張っているのを応援して、「特別じゃない女の子たちがこれだけ頑張っているのだから、自分も頑張らねば」と励まされるもの……って、なんかすごくありふれたことを言ってしまっていますが。
夢眠ねむの好きなところ
夢眠ねむのどこが好きかというと、本人のたゆまぬ努力によってクレバーさを獲得したところです。
これまでの人生における読書体験、映画体験、美術体験、日常の思いなどをひとつひとつ組み合わせてアイデアを出力し、作品作りをおこなっている感じが、大変実直で好ましいものに思えるのです。
夢眠さんはクレバーだけど、天才ではない。そんなアイドルが、「“夢眠ねむ”は中の人とイコールではない創作物なので、誰でも襲名可能な名前」と公言しているのが、すごく生きていてよかったと思わされませんか!? 私はいつか2代目夢眠ねむになりたい。
推しは今後も人生で夢を叶え、夢を叶えた中で感じた思いも糧にして、今後どんどん進化して、さらに魅力的になって、ヲタクである私をずっと「やっぱりねむきゅんはスゲーッ!」と感心させてくれることだろう。
そう思っていた。
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