[box class=”box3″]生きていると大変なことがいろいろあるね! いとわズ編集部のスタッフたちが抱える悩みを、編集部きってのホラー好きである原田がオススメ作品を紹介して解決。優しさあふれる回答ぶりを見てくれよな。[/box]
社長:「一緒にいない私たちなんて二度と想像もできないよ ぶつかりながらもここにいる奇跡は偶然じゃない 素敵な意味があるんだ」と歌っていた5人組から1人抜けてしまいました。落ち込むこともあるけれど私は元気です。でも、本当には向き合っていないような気もしています。傷ついたわけじゃないのに、敏感な部分がむき出しになってるような、触れられることを拒む自分がいる。僕はいつになったら幕張メッセの卒業ライブを観ることができるようになりますか。
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん』を見ろ!
原田:「この6人だから這い上がれたんだ 絶対 絶対 誰も欠けちゃいけないんだ」と歌っていた6人組から1人欠けて私も大変ショックを受けましたので、その気持ちは大変わかります。とにかくアイドル界は諸行無常。アイドルたちの生きるスピードにオタクはついていくことができない。
原田:オタクとしては、欠けた1人がまた同じステージに立つ可能性があるのかどうかはどうでもいいというか、それに関しては完全に諦めている。そのかわり、オタクの知らない場で全然構わないので、彼女たちがまた一緒に笑い合える日が来るのかだけ知りたい。その望みが一筋でもつながっているのならば、大人しく成仏いたします。
原田:さて、“邦画ホラーの鬼才”白石晃士監督による『コワすぎ!』シリーズといえば、映像制作会社のスタッフたちが投稿映像をもとに取材を重ねるうちに自分たちも怪奇現象に巻き込まれていく姿を描いたフェイクドキュメンタリー。シリーズの中でも社長には『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん』をオススメしたいと思います。第4弾ではありますが、それまでの作品を見ていなくてもそんなに問題ないよ。
原田:本作で工藤ディレクターが選んだ取材テーマは、“トイレの花子さん”。投稿された怪奇映像の真相を確かめるべく、工藤たち取材班と投稿者たちは、問題の廃校へと向かう――。
“異世界”や“タイムスリップ”をPOVで描写する気概はもちろん、投稿者である少女たちの関係性もいい! 仲良しなんだけど100%仲良しかといったら、即答できない部分もあるし、でも仲良しだし、でもわだかまりもあるし、でも絶対死んでほしくないし……。そんな複雑なつながりが瑞々しく描かれており、これはもはやガールズムービーと呼んでも過言ではありません。
原田:友情パワーは時空も超えちゃって、少女たちは異世界で手をつなぐ。本作に限らず、『コワすぎ!』シリーズは、人間の感情が運命を突破する展開が印象に残ります。
私が応援している5人と1人も、今はお互いどんな感情を抱いているのか、オタクにはちっともわからずもどかしいのですが、それがポジティブなものであれネガティブなものであれ、ずっと一緒にいたからこそ“情”そのものは途方もなく深いはず。その感情エネルギーのデカさが、いつか何かを起こすかもしれないと信じて、オタクは必要とあらば異世界にもお供する所存です。
原田:あ、白石監督はももいろクローバー主演の『シロメ』も手がけていますよ。
ポッカリと穴があいてしまった社長の心は『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん』を見ることでどうなってしまうのか?
つづく…