HADO 2018 CLIMAX SEASON閉幕

三年食太郎(松島萌子)さんの大食いメソッドで牛丼をたくさん食べてみた

いまさらなんですけど、「秋の大食い特集」と銘打ってただ「大食いスゲー!」と言ってるだけっていうのは、やっぱりちょっと違いますよね。

だって実際にやってみないとわからないことだらけじゃないですか、人生って。大食いもそうだと思うんですよ。だから食べてみました。

「すき家」の並盛4杯にチャレンジ

今回僕が大食いの題材に選んだのは牛丼。理由は安いから、そして牛丼が好きだからです。さっそく会社の近くの「すき家」で並盛を4杯購入してきました。

「すき家」の公式サイトによると、テイクアウトの並盛は1杯あたり743kcalだそうです。成人男性の1日あたりの摂取カロリーの目安が約2000kcal。4杯完食すればだいたい3000kcalですから、これは充分に大食いと言えるんじゃないでしょうか。

参考 すき家牛丼テイクアウト

この大食いにあたって、僕はわざわざ自転車通勤をし、朝食も抜いてきました。完全なる空腹、食欲はマックスです。

実際、開始前はかなり調子に乗っており、大食い特集の首謀者である先輩沢野に対して「たぶん余裕で食えますね。5杯にすればよかったかな?」とイキリ散らしていました。

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では、いただきます。

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いつもの味、普通においしい牛丼です。箸の持ち方や首の角度に育ちの悪さがにじみ出ていますが、そこは触れないでください。

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ものの数分で1杯目を完食。森田まさのり先生の漫画のキャラみたいな表情をしているのが、イキり散らしている証拠です。

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余勢を駆って2杯目も食べ終えました。しかしここで異変が訪れます。まだ満腹状態という感じではないのに、3杯目を食べる気がまったく起こらない。これはおかしい。牛丼は好物のはずなのに……。

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とりあえず気を取り直そうと水を口に含みます。いける。いけるはずだ。蓋を開けて3杯目を食べ始めます。

ぜんっぜん箸が進まない。

「すき家」の牛丼に罪がないことは百も承知ですが、「なんでずっと同じ味なんだよ……」という理不尽な怒りが沸いてきました。

ほぼ同時に、空腹状態から突然米と肉をねじ込まれて困惑していた満腹中枢がついに稼働しはじめ、凄まじい勢いで食欲が減退。

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数分前まで森田まさのり顔でイキっていたとは思えないような地獄みたいなテンションでなんとか食べ進めようと箸を動かしますが、肉も米も全然減らない……。

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チョウ

大食い企画っスか? じゃあ僕が実際にチャレンジしますよ。こう見えて、かなり食えるほうなんで

チョウ

牛丼4杯とか余裕すぎて記事にならないかもな~

といった自身の恥ずかしい発言が脳内でリフレインし、死にたくなっている人の引きの画です。

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結局その後も箸は進まず、2杯半でギブアップ。残してしまった牛丼は家に持ち帰って、翌朝にカレーをかけて食べました。おいしかったです。

三年食太郎さんにアドバイスをいただきました

その後、大食いYouTuberの三年食太郎 a.k.a.松島萌子さんと対面する機会を得た僕は、失敗に終わったこの牛丼チャレンジについて説明。「牛丼2杯半ですか……」と僕の大食い力のショボさに頭を悩ませながらも、専門家の目線から以下のようなメソッドを授けてくれました。

三年食太郎

  • まずはなによりも食事を楽しむこと。笑顔で「おいしい!」と言いながら食べる
  • 味に飽きることを考えて、味変が可能な場合はあらかじめ用意しておく
  • ちょっとしたデザート感覚で、水以外の好きな飲みもの(オレンジジュースなど)を用意する。味に飽きたら少量を口に含んで味覚をリセットする
  • 大食いはマラソンに似ている。一定のリズムをキープしながら整然と食べる
  • 満腹中枢を無視する
な、る、ほ、ど~!

最後の「満腹中枢を無視する」はちょっと僕には難しそうですが、それ以外はめちゃくちゃ参考になりました。食太郎さん、アドバイスありがとうございます!

早速このメソッドを活かして再チャレンジしたいところでしたが、しばらくの間まったく牛丼を食べる気になれなかったので、2週間ほど時間を置くことにしました。

2度目の挑戦

9月某日、意を決して「すき家」の牛丼並盛4杯に挑みます。前日の夕方に「タニタ食堂のおやつ」を食べたあとは水分以外まったく摂っていない状態で、もちろんお腹はペコちゃん(井之頭五郎)です。

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今回は味変として「すき家」のウリのひとつであるトッピング系の牛丼を購入。通常の牛丼に加えて、僕が愛してやまない「ねぎ玉牛丼」と口内をサッパリさせてくれるであろう「おろしポン酢牛丼」、さらにここぞという局面で食欲を刺激してくれる「キムチ牛丼」で勝負に出ます。

また、アドバイスに従って口内のリセット力が高そうなブラックコーヒーを用意。そして小分けの七味を開封するのに手間取ってリズムを崩した前回の反省を活かして、マイボトルまで持参しました。

か、完璧すぎる……。こんなもん絶対に完食できるに決まっているじゃないですか。では、いただきます。

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まず1杯目、通常の牛丼をかる~く完食。2週間の空白を設けたことで、僕の牛丼欲も無事復活していました。食太郎さんのアドバイスに沿って、『闇金ウシジマくん』の登場人物の如く

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うまっ! うまっ! うまい~!
あったけー牛丼最強にうまーっ!

と連呼しながら食べ進めます。たしかに言葉に出すとなんかいつもよりおいしく感じる……。そういえば、『おおきく振りかぶって』にも食事の前に「うまそう!」と叫ぶイメージトレーニングがありましたね。

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見てください、これが勝者のサムズアップです。

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2杯目のねぎ玉までは超おいしく余裕で完食。勝負はここからです。おろしポン酢を牛丼に投入し、「うまそう! うまい! うまいに決まっている!」と絶叫します。一定のリズムをキープしながら、少しでも飽きを感じたらコーヒーを一口。

前回よりはずっといいペースだし、牛丼のおいしさも楽しめている! これはいける! 絶対いける! 1998年の菊花賞で、圧倒的なリードを保ったまま最後の直線に入ったセイウンスカイの鞍上の横山典弘のような心境で牛丼を食べ進めます。

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(あれ、なんかちょっと限界かも)
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(あ、これマジで無理なやつだ)

ここまでは2杯半、前回のリタイア時とまったく同じ量です。しかしここで諦めてしまっては食太郎さんのアドバイスを無駄にしてしまう。「満腹中枢を無視する」という箴言を思い出し、鉄塊のように重くなった箸を気合で動かします。

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そうしてなんとか3杯目のおろしポン酢牛丼を完食し、自分超えを果たしました。しかしここで無念のギブアップ。キムチ牛丼には手を付けることさえできませんでした。それにしても唐突に限界がやってきた……。

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写真ではまったく伝わりませんが、汗がやばいです。めちゃくちゃ下品なLINEを全然仲良くない人に誤爆したときくらいの汗です。

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ごちそうさまでした。そして申し訳ありませんでした。残してしまったキムチ牛丼は家に持ち帰って、ごま油を敷いたフライパンで炒めて食べました。とってもおいしかったです。


そんなわけで、“食太郎メソッド”による挑戦は「すき家」の並盛3杯という結果に終わりました。やってみてはじめてわかったんですが、量にして並盛2杯半、2000kcalくらいのところに高い壁があります。僕の限界が人類の平均かどうかはわかりませんが、たぶん、このラインを超えて食べ続けられる人は大食いの範疇に入るのではないでしょうか。

ちなみに、チャレンジのあとはだいたい30時間くらいお腹が減りませんでした。あまり体には良くないとは思いますが、30時間ご飯を食べられない状況に陥る可能性がある人は、その前に牛丼を限界まで食べておくといいかもしれません。

なんにせよ一般人と大食いの人の間には頑然とした壁が存在し、プロのメソッドを真似したからといって劇的に食べられるようになるわけではない、ということが判明しました。三年食太郎さん、ご協力ありがとうございました。

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