9月20日はおニャン子クラブが解散した日。代々木第一体育館でのコンサートをもって解散したわけですが、この日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」では元メンバーの生稲晃子が当時のエピソードを語っていました。
解散から30年経つ今もなお、毎年フィルムコンサートですって!
「週の真ん中、水曜日! 真ん中もっこり…」と、このセリフでピントくる人はおそらく40代以上でしょう。おニャン子が活躍していた当時フジテレビで放送されていた「夕やけニャンニャン」が始まる合図がコレだったんですが、まあ、下ネタですね。当時の男子学生は水曜日の放課後にはこの「夕ニャン」見たさにそそくさと帰宅したものでした。
10代の可憐な女の子たちが、そんなセリフだったり「セーラー服を脱がさないで」なんて何気に過激な歌詞を歌ってしまうちょっとエッチな魅力で世の男どもをメロメロに狂わせていたわけですが、当時の人気ぶりは今のアイドル人気に比べても相当なもの。「学校が終わったら電車でフジテレビまで行ってた」という生稲さんですが、その間は終始、カメラ小僧(!)に狙われっぱなしだったそう。「カメラ小僧の数っていうのはハンパなかった。この至近距離でこのくらいのレンズで撮るんですよ、毛穴まで写っちゃう」って、いつの時代もアイドルオタクの情熱と行動力には頭が下がります……。
そんなわけでコンサートの移動時なんかは厳戒態勢。「バスで移動すると、やっぱりカーテンは常に閉められているんですね。外が見えない状態なので自分たちが一体どこにいるのかわからなくなっちゃって……」って、もはや拉致状態。さらに追っかけの数が多すぎて、高速道路をパトカーが先導することもあったほど!
「ちょっと皇室気分でした」って懐かしそうに笑う生稲さんでありました。
しかしそんなおニャン子フィーバーも、今振り返ってみるとわずか2年ほどだったんですね。87年に解散してから早30年。当時のファンは今でも毎年、9月20日には代々木体育館付近でフィルムコンサートを開催しているのだとか。うしろゆびさされ組、観たいなぁ……。