福山雅治といえば、言わずと知れた人気イケメン俳優で、多数のヒット曲を持つ人気歌手で、それでいてラジオ等では下ネタもバンバン飛び出す気さくな人柄で男性ファンからも“ましゃアニキ”と慕われるトップアーティストなわけですが、9月1日放送のNHK「あさイチ」では、世間一般にはあまり知られていない意外な一面も明かしていました。
アニキ、謙虚すぎ!
プライベートでも親しいリリー・フランキーが「自分自身の才能に対していつも自分で疑うようなことをいう、ものすごくコンプレックスをバネにしてモノを作ってる人だと思う」「僕が福山雅治だったらもっと性格が悪いと思う。もっと調子に乗っちゃうとか、もっと横柄になりそうなもんを、ずっとよく普通でいられるなと思う」と語るほど、確かにいわゆる“人気芸能人”然としたイメージからは程遠いましゃアニキ。
自身は「調子に乗りたいですよ多分。『俺、来たな』って思いたいはずなんですよ」とのことですが、「でも仮に『俺、来たな』と思ったことがあったとしても、その次に、それを超えられるかなとか、これをいかにキープできるんだろうかみたいなことを考えちゃう」んだそう。あんなにヒット曲を生み出してきたのに、「ずっとこれが続くわけじゃない」という不安がつきまとうのだと語っていました。
リリーさんも言っていましたが、その謙虚さの裏にはコンプレックスがあるようです。もともとはシンガーソングライターとして売れることを目指して上京するも、所属事務所からは俳優として売り出されたわけですが、そんな状況に「最初はやっぱり戸惑いました。音楽をやりたかったので。でも所属事務所のかたからは『音楽の才能ないから』って言われてた。今振り返ると、明らかにそうなんですよ。だって自分でちゃんとソングライティングもできてなかったですし、歌もすごくうまいわけじゃなかったですし」と謙虚すぎるほど謙虚なましゃアニキ。
「とはいえ、お芝居もそんなにやったことがないから、お芝居ができるわけじゃなかったけど……まあ、ちょっと顔が良かったんでしょうね」とニヤリ。そんなジョークも鼻につかない人柄がやっぱりファンの心をつかんでいるんでしょうね。
ところで、世間的には誰にでもフレンドリーで気さくなイメージのましゃアニキですが、意外にも人見知りの一面も。「僕、結構、目を合わせられないんですよ普段から。今はトーク番組ですから頑張って目を合わせてますけど、普段はほとんど目を合わせないんですよ。なんか、目を見てるとそのかたに対して、そのかたが求めていることを全部伝えなきゃいけないんじゃないかなと思って、そっちを優先してしまうあまり、本当に自分が伝えたいことから盛ってみたりとか、相手に合わせ過ぎたりとか。すごく相手の反応を見て喋ることになっちゃうんで、自分の気持ちを伝えたい時はなるべくあんまり相手の目を見ないで、自分の気持ちを整理しながら話すからじゃないですかね」。
うむ、やはりアーティストは繊細なんですねぇ。