いとわズを運営するHEWが配信する電子書籍に登場する名キャラクターを電子書籍、コミック担当浅野が淡々と紹介。
全部は紹介しませんよ? 紹介するのはほんの少し。淡々と淡々と。
今回紹介するのは今村洋子の描く少女漫画『おっきいポッケのおねえさん』(HEWレジェンドコミックス)からかわいらしい振り袖姿の女の子をご紹介。
この子は魔法使いのおねえさんが家庭教師をすることとなったちょっとおしゃまな小学生やっこちゃん。
小学一年生なのにお勉強漬け
本作は1967年(昭和42年)に『小学一年生』(小学館)にて連載がスタートた伝説の少女漫画家の今村洋子が描いた不朽の名作『おっきいポッケのおねえさん』。
当時から人気はあったものの、残念ながら50年以上もコミックス化されておらず、電子書籍として初めてコミックス化されたもの。
キツネのようなフォックス型の眼鏡をかけた、まるで絵に描いたような教育ママは、お勉強ができないからと、やっこちゃんに家庭教師をつけることに。そこで、やってきたのはなんと魔法使いのおねえさんだった!
魔法使いのおねえさんとやっこちゃんを中心に巻き起こるドタバタコメディです。
やっこちゃんは、小学一年生。ピアノのお稽古に、英語の勉強。さらには小学校2年生の算数までお勉強させられている可哀想な女の子なんです…。
あれ!? 四次元ポケットに似てる?
七五三の振り袖で、オシャレするやっこちゃん。さっそくお参りに行こうとすると、お母さんは仕事で一緒にいくことができません。
その代わりに魔法使いのおねえさんと一緒に行くのですが、神社の近くにある孤児院では、振り袖を着られない子どもたちを見つける。
するとやっこちゃんはおねえさんにポッケから着物を出してとせがみ、孤児院の子どもたちも振り袖を着て七五三のお祝いをするという、心温まるお話です。
「ポッケからアイテムを出す? どこかで似たような話を知ってるぞ」
とお思いの方。その通りです。きっと思い浮かべたのは『ドラえもん』のはず!
この作品がドラえもんの設定に似ているのではなく、実は逆なんです。
「ドラえもん」は1969年の連載スタートで、この『おっきいポッケのおねえさん』は1967年に連載が開始しているんです。2年も早く始まり、1969年に連載が終了。
そのため、この作品は『ドラえもん』の原案だと言われているのです。
[box class=”box26″ title=”『おっきいポッケのおねえさん』 (HEWレジェンドコミックス)”]
今村洋子
1967年(昭和42年)に『小学一年生』(小学館)にて連載がスタートしたレジェンド級の不朽の名作が約50年の時を経て初コミックス化!
魔法使いのおねえさんが、ちょっとおしゃまな小学生〝やっこ〟ちゃんの家庭教師に!
やっこちゃんの周りで起こる日常のさまざまなことを、魔法使いのおねえさん〝こなこ〟さんがおおきなポッケから、いろいろな物を取り出して何とかしてくれる!?
著者は少女漫画の草分け的存在の今村洋子。代表作には『チャコちゃんの日記』『のんびり城のちょこまかひめ』など。
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