一般的にトイレトレーニングが完了するのはちょっと遅くて3歳くらいらしい。
我が家の長女はもうすぐ3歳になるのだが、今のところまるでクリアする気配がない。ほかのことで同い年の子に遅れを取るのは全然構わないのだが、このトイレトレーニングに関して僕は若干焦りを感じている。
親の慢心、後に焦りに変わるとは…
実は娘は1歳半のとき、すでにトイレでおしっこなりうんちなりをすることができていた。
おしっこしたくなったら言うんだよ
_人人人人人人人人_
> おちっこー! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
娘は覚えたての言葉を使って、嬉しそうに報告しては一緒にトイレに行って用を足していた。オムツこそ外れてはいなかったが、もうトイレトレーニング完了は目前だった。
ー今できるのだからいつでもできる
ーそんなに焦る必要もない
当時、娘はまだ2歳にすらなっていなかったこともあり、僕は脱オムツを目前にして油断していた。娘がトイレに成功しても当たり前のような顔をしてオムツを履かせていた。トイレトレーニングで一番大事な褒めるという行為を放棄してしまったのだ。結果娘は、トイレというものから興味を失ってしまった。
それから約1年…、周りの子の影響を受け、僕も本格的にトイレトレーニングを始めることにした。
おしっこしたくなったらトイレに行こうね
「トイレは行かないねー。オムツで大丈夫だねー」
驚くべき言語能力の進化とトイレ能力の退化。恐ろしい。
こんなにハッキリと断られるとは思わなかった。そして口ぶりからすると、おしっこはトイレではなく、オムツでしたほうが“便利”と考えているようだ。
これはマズイ。“おしっこは漠然とトイレでするもの”と教えるのはそれほど難しくは無いが、“オムツよりトイレの方が優れている”ことを伝えるのは至難の業だ。
うんちしたくなったら教えてね
「うんちしたい!」
よし!トイレに…
(ブリブリブリ!!)…
_人人人人人人人人人人人人人人_
> おさるのジョージ見るー! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
トイレに行く時間をおさるのジョージ鑑賞にあてる娘。もはや、トイレをマスターしたところで、脱オムツを拒否しそうだ。これはマズイ。今、娘の脳内はおさるのジョージで一杯。これより良いもので釣らないとトイレには行ってくれそうもない。
そこで妻が考案したのがコレ。
トイレに行くたびにおさるのジョージシールをプレゼントシートだ。なんとも楽しそうで、あっという間にゴールまで行ってしまいそう! これなら脱オムツも近い!
そしてシート作成から一か月後…
おさるのジョージは好きでも、おさるのジョージシールは全然好きじゃないことを確認できた。
トイレトレーニングは、タイミングを逃すと面倒なことになるよ。