17年末に行われた「HADO WORLD CUP 2017」で初代世界王者になったわちゃごな☆ピーポーの練習を見学させてもらった。初めて生で見るトッププレイヤーの動きに僕らはただただ驚いた。HADOは頭部にヘッドマウントディスプレイを装着する、もしくは会場に備え付けられた専用のモニターを通さなければ、プレイヤーの放つ”エナジーボール”を見ることができない。
なのに、動きが洗練されているため、メンバーの手からどのようにエナジーボールが発射され、それをどのように避けているのかを、モニターを通さずともなんとなく見えたような気がした。
カッコいいなぁ。見ていて気持ちが良い。感心していると、そこに数名の見物客が集まってきた。どうやら初めてHADOを見たようだ。興味本位で僕は「HADOをやってみたいか?」という質問をぶつけてみた。
すると・・・
見物客A:面白そうだけど、やるのはちょっとハードルが高いかも・・・
なぜだ!? こんなに面白そうなのに! なぜやろうと思わないんだ!?
見物客B:ゲームは得意じゃないです
見物客C:スポーツは苦手です
見物客D:人に見られることを考えると照れちゃいます
なるほど。編集長に連れられてHADO体験会に行く前までは、僕も似たようなことを考えていた。すごく納得!
偶然得ることのできた一般の声も踏まえて、わちゃごな☆ピーポーの面々にHADOについて話を聞いてみた。
―さっき見学していた人に話を伺ったんですけど、「(上記の理由で)HADOをプレイするのはハードルが高い」って言われちゃいました。これから始めたい人けど悩んでる人の背中を押すならなんと声をかけますか?
TAKA:なるほど(笑)。僕が始めた理由は、ただ面白そうだったからです。ゲームとはあんまり思ってなくてスポーツとして捉えていました。だからゲームが苦手って人でも、スポーツをやっていた人なら飲み込みは早いと思います
KODAI:僕たちのチームは走りまくるみたいな戦術をとっているチームなのですが、それは全員がスポーツをやっていたからです。ただ、それだけで勝てるかというとそうじゃなくて、バリアを張ったり少ないエリアを利用して戦う戦術もあるので、一概にスポーツができるほうが有利とは限らないです。動きすぎて負けることもザラにあります
Raimu:この前(HADO WORLD CUP 2017)3位に入ったTNW B(現:REN)というチームは、ゲームが得意なチームでした。私たちとは違う考え方で戦っていたんだと思います。スポーツ好きもゲーム好きも、どちらも違うアプローチの仕方があるので、そういう意味ではどんな人でも上手くなる可能性がありますよね
―「人に見られるのは恥ずかしい」という意見については?
まつゆか:始めちゃえば全然気にならないと思います。目の前の相手のことで精一杯だし、ヘッドマウントディスプレイをつけているので周りは全く目に入らない(笑)
KODAI:僕たちなんてほぼぶっつけ本番で、一昨年のワールドカップに出場しましたしね。周りの目なんて気にする余裕なかった(笑)
―プレイについては、まず何をしたら上達するんですかね? このあいだ初めてやったんですが、何もできずに終わっちゃいました。
KODAI:とりあえず3つです。チャージする。撃つ。避ける。この3つの基本をまずはやることですね
―初心者が避けるのって難しくないですか?
KODAI:最初はとにかく動き回って、羽を動かして相手の狙いをブレブレにするんです。しゃがんだり、ジャンプしたりする人もいます。見て避けなくても、十分効果あります
TAKA:あとは3対3のゲームでも、とりあえず1人にターゲットを絞って動いたほうが良いと思います。もし、ターゲット以外の人から撃たれても完全に無視です。1人なら相手の攻撃も見えるし、こっちも攻撃しやすい。そうすると次第に視野が広がって、3人を見ることができるようになります
羽とは…
各プレイヤーの前に表示される4枚の的のこと。
エナジーボールですべて撃ち抜かれると、相手チームに1ポイントが加算される。
エナジーボールの大きさによっては一撃で複数枚撃ち抜けることも!
―ちなみに、わちゃごな☆ピーポーってメンバーに加入できるんですか?
まつゆか:一応、定員の5人には1人足りないんでなくはないよね?(笑)
TAKA:潜在能力次第ですよね。やる気とかスケジュールを合わせられるとか、そういうの込みで(笑)
KODAI:入れようかって話も前はあったんですよ。だから募集中と言えば募集中かな?(笑)。メンバー4人全員が入って欲しいって思えば、あるかもしれません
Raimu:一緒にいる時間も長いし、試合前になるとけっこう本音でぶつかり合ったりもするんで、1番は大事なのは人柄かもしれないですね(笑)
HADOはフィールドプレイヤーこそ3人だが、チームメンバーは最大5人まで登録できる仕様だ。HADOに興味があっても周りを誘うことに躊躇しているそこのあなた。未来のわちゃごな☆ピーポーのメンバーの1人になれるチャンスかもしれませんよ!
これから本当の盛り上がりをみせることになるであろうHADOの前回世界王者たちの言葉は、未体験の者たちがHADOと触れ合うキッカケになりそうだ。