ビートたけしにまつわる伝説や驚きの逸話は数多くありますが、それ以上に芸人たちが口々に語るのは愛情あふれる感動話。たけしに可愛がられ、たけしをよく知る山田邦子も7日放送の「バイキング」で、知られざる秘話を明かしていました。
“人の上に立つ”人
「40年間で家に帰ったのが5回しかない」とも言われるほど、仕事で忙しいだけでなく女性関係などにも奔放なイメージのたけし。方々に愛人がいることをネタのように話していますが、実は過去には奥さんが不倫して話題になったことも。
たけしの浮気に苦しんだことが原因だったそうですが、このときはなんとたけしが不倫をして家を出た奥さんを「おれの女房だから」と自ら迎えに行ったのだとか。ちなみに奥さんは元漫才師で、もともとはたけしより先に売れていたのだそう。
山田いわく「たけしさんがヒモのように入っていった。それで面倒みてあげて。たけしさんがだんだんいい男になっていったのは奥様の力もあると思う」。昭和の芸人ですねぇ。
そんなたけしにとって実の家族と同じくらいに大切なのがたけし軍団。山田はたけしが飲み屋で軍団員たちに向けて「ときどき、家族といるよりお前らといるほうが楽しいときがある」と語り、涙ぐんでいる姿を見たことがあるんだそう。その言葉に軍団員たちは大泣き。山田も「この人には敵わない」と思ったと語っていました。
そしてフライデー襲撃事件の直後のこと。主要な軍団員たちが検挙され、山田が残った軍団員の面倒を見た時期があったんだそう。すると山田は軍団員たちに情がわき「好きになって。この人たちを私にくれないか。軍団もいっぱいいることだし、私だってこの子たちは弟でかわいいし」とたけしに願い出たんだとか。
そこでたけしは、うーん、と考えてから一言。「俺のだから、貸すよ」。山田は「『それぐらい俺は可愛がってるんだ』ってハッキリ言っていました」と、たけしの軍団に対する愛情の深さを語りました。
人の上に立つ人って、こういう人なんですねぇ。。