いい加減、テキトー、インチキ臭い……ユースケ・サンタマリアのパーソナルイメージといえばそんなところでしょう。
とにかく心がこもってない上辺だけのトークをさせると業界随一。植木等や高田純次あたりの系譜につながるであろうユースケですが、14日放送のNHK「あさイチ」でもその魅力全開!
ただしやりすぎてしまって最後には謝罪するハメになりましたが……。
ユースケ、あさイチ謝罪!
番組オープニングでは「新司会者のユースケ・サンタマリアです。本日のプレミアムトークはゲスト、イノッチ! いやぁ、イノッチの突然の降板、びっくりしましたねぇ」と軽く一ボケ。
イノッチが「今年で(あさイチ司会は)8年目になるんですかね……。降板してすぐゲストに選ばれたわけですね」と突然振られたコントを引き受け、有働アナも「ユースケさんはどういう経緯で司会に?」と乗っかると、ユースケは「(イノッチの)バーターです。事務所違うんだけどね。雰囲気が似てるって」とテキトーな切り返しで、イノッチや有働アナだけでなくスタジオのスタッフからもクスクス笑いがもれ、こうなると完全にユースケのペースです。
その後、ユースケの苦手なものの話になり、トマトや生牡蠣、パクチーなどの食材がいかに苦手かを説明するのですが、いちいち生産者に気を使って「パクチー作ってる方、すみません」とカメラ目線で呼びかけるのと同時に「いま俺、カンペ読んでるだけですから」とキッチリ責任転嫁。
また、ブレイク前からの長い付き合いで苦楽を共にしてきたトータス松本との“絆”についてちょっとイイ話をしている最中であっても「(トータスとは)人間がすごく合うんですよ。V6もそうじゃない。最初は苦労して苦労して、そして今があるじゃない」と、無理やりV6の話にからめようとするのですが、実は音楽番組ですれ違った程度という関係にも関わらず「V6の絆、すごいから。(共演したときに感じた)オーラが違うもん。絆という名の」と熱い話に仕立てようとするユースケに、イノッチは「ちょっとすれ違ったくらいの感じじゃなかったでしたっけ」と冷静にツッコミ。
それでもユースケは「だけどそのとき俺は感じたの。ゾクゾクッ! と来たの」と押し通すのかと思いきや、「関節がガンガン痛くなってね、その夜、熱がバーッ! って……風邪ひいたんだと思う」って、何の身もないテキトー話!
しまいには有働アナに「こんなステキな人だと思わなかった。出会う場所が酒の席だったら口説いてた」などなど、傍から見てもまったく心がこもっていないことが丸わかりのセリフ連発のユースケ。
最高に面白い回でしたが、高齢の視聴者も多い「あさイチ」ではユースケの“サービストーク”は伝わりにくかったようで……。
エンディングでは、ユースケの冒頭での冗談を本気にした視聴者から、イノッチ降板を悲しむ声が多数寄せられ、謝罪することに。
最後の最後まで「(イノッチが)否定しないから!」と責任をなすりつける往生際の悪いユースケでしたが、「ウソをついたつもりはないんです。ちょっとした冗談を言ったつもりでした。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げておりました。