ゴールデンウィーク明けの8日、かつてアイドル歌手として一線で活躍した本田理沙さんが、実はストーカー被害に遭い心の傷を負って芸能界を去っていたことがわかりました。
本田さんといえば高校生だった1988年に歌手デビュー。同期の西田ひかるや田中律子、高岡早紀らとともに活躍しました。公には97年に結婚したことを機に“寿引退”とされていましたが……。
芸能界引退のエピソード、もうひとつの驚き
8日放送のフジテレビ系「バイキング」は、本田さんにインタビューしたVTRをオンエア。そこで本田さんは、高校生だった当時に自宅のエレベーターで刃物を持った男に襲われたことを告白しました。
「エレベーターのドアが閉まった時に、一緒に乗ってきた男の人に後ろから羽交い締めにされて……」
男から「動くな。俺はナイフを持ってるから」と脅された本田さんは、「もうわたしはこれで死ぬんだな」と絶望の淵に立たされたその時の恐怖を声を震わせながら振り返りました。
しかし被害に遭ったのは出来事だけでなく、その後一人暮らしの自宅でも。部屋でくつろいでいると、赤い光を発する懐中電灯を持った男が侵入してきたのだそう。恐怖のあまりパニックに陥った本田さんですが、なんとか大声をあげて助けを呼び、2階の窓から飛び降りて助かったといいます。
ただ、そうした被害から心に傷を負い、ファンの顔を見るたびに嘔吐するようになるなど精神的に追い込まれ、さらには感音性難聴を患ってしまったのだそう。身も心もボロボロになり……。芸能界引退の裏にはそんな悲しい出来事があったことを明かしました。
しかし、この話でもうひとつ驚きだったのは、本田さんが男から逃げようと窓から飛び降りた際に、騒ぎを駆けつけて助けてくれたのが、なんと俳優の金山一彦。金山は当時の本田さんの様子について「気が動転してるし震えてて、相当怖かったんだろうと思います」と語っていました。