埋め込み機能や画像シェア機能で臨場感ましまし。
スポーツ、格闘技、その他なんでも緊張感ある中で1番を決めるのに適しているのはトーナメント戦。一発勝負こそ競技者も観戦者もエキサイトするものだ。
大きなスポーツの大会なら、試合速報などで結果を知るのはさほど難しいことではないけれど、小規模の大会となると、リアルタイムで結果を知ることはけっこう大変だったりするわけです。
そこでスポーツ大会主催者に使ってみてほしいウェブサービスがあります。その名も『THE TOURNAMENT』なるウェブサービスです。
無料で使えるトーナメント表作成ツール
「THE TOURNAMENT」はその名の通り、トーナメント表作成サービスです。ウェブ上できれいなトーナメント表を無料で簡単に作成することができます。
「無料」って響き、聞こえはいいけど肝心の機能が気になるところ。最近は無料で利用できる機能が非常に限られているというサービスが多いなか、「THE TOURNAMENT」はとても良心的と思えるほど機能が豊富です。
無料で最大128名までのトーナメントが作れる
これ、地味にすごくないですか? 参加者128名までならトーナメント表の作成が無料でできるんですよ。試合にして1回戦64試合、2回戦32試合、3回戦16試合、4回戦8試合、準々決勝4試合、準決勝2試合、3位決定戦1試合、決勝戦1試合の計128試合分をサクッと作れる。128試合となると大規模感を拭えませんが、とにかく言いたいことはかなりの試合数でも対応できるということです。
トーナメント表の作成を開始したら、参加者登録を行います。+–でトーナメント数の調整が行えます。
シンプル入力タブでは、参加者(チーム)の名前を1行づつ入力していくだけでOK。また、トーナメントを公平に行うためのシャッフル機能も搭載されています。
個人でも、チームでも、トーナメント参加者の詳細を伝えたい場合もあるでしょう。例えばTwitterアカウントだったり、ウェブサイトだったり。そういった情報は詳細入力タブから行うことができます。
名前のほか、所属や国籍、ウェブサイト情報など、トーナメントを見る人に参加者の詳細を伝えるのに必要十分な編集機能が備わっています。
ちょっとくらい複雑なトーナメント表も簡単に作成できちゃう
大会運営を経験したことがある人ならわかると思いますが、参加者が欠場するなどさまざまな理由でトーナメントに穴があいてしまうということも、割と起こり得るアクシデントです。
そういったケースが起きてしまっても、「THE TOURNAMENT」は簡単編集でシード枠を作り出すことができます。シンプル入力タブで不参加となった参加者を削除する、または表上の×をクリックするだけでOK。
試合結果に一言添えられる
スポーツならスコア、格闘技なら決め技など、スコアが登録できるのは当然ながら、それに加えてその結果に一言添えることができます。
また、URLを入力するだけでそのままリンクとして機能してくれるので、あとから試合の詳細を記した記事ページに移動させる、YouTubeに動画をアップロードしておいて動画で共有するといった使い方もできるでしょう。
画像やサイトへの埋め込みにも対応
共有からトーナメント表を公開できるだけでなく、サイトへ埋め込みを行ったり、画像としてダウンロードすることもできます。
ちなみに、下記トーナメントは埋め込みタグを利用して共有中のトーナメントです。トーナメント上をクリックすると、詳細がポップアップ表示されます。
有料版はどんなことができるのか?
無料でこれだけの機能があれば、そんじょそこらのトーナメント大会なら問題なく利用できそう。となると、有料版はどんなサービスが利用できるようになるのか、逆に気になってくる…。
というわけで料金プランを見てみると、無料の基本機能に加えて参加者最大1024名まででの利用が可能な1大会5000円のSTANDERDプランと、個別見積もりで特殊なトーナメントや選手に顔写真を表示できる機能など、相談次第でほぼなんでも対応可能なPROプランがあるようです。
また、開発状況はTrelloにてロードマップが公開されており、リーグ戦や大会のグループ化といった機能などへの対応も検討中のようです。
なんともこれは、競技大会の発展に大きく寄与してくれそうなウェブサービスですね。
ウェブサービス THE TOURNAMENT