いとわズ

【3分で復習】 10月10日のTVからこぼれた話

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約3分

今や人気女優の吉田羊ですが、かなりの遅咲き。俳優の中井貴一に見出され、ブレイクへと至るわけですが、そのきっかけが“後ろ姿”だけの演技だったとは……。後ろ姿だけで存在感を発揮した羊さんもすごいけど、そこに類まれな才能を見出した中井さんの眼力、ちょっとスゴすぎでは!?

あの後ろ姿の女優はダレだ!?

羊さんは10日放送のNHK「ごごナマ」に出演。なんと、おままごとを中学1年になるまでやめられなかったというほど幼い頃から自分以外の何者かを演じることが好きだったという根っからの“女優”だったそう。

「基本、自分に自信がない人間なんです。もともと私、根暗なんですよ。今でもそうなんですけど、学校でもなかなか友だちができなくて閉じこもっていました。内弁慶でした」

と、普段のイメージからはちょっと意外な面も明かしていましたが、それだけに演じることに没頭するようになったそうで、「トレイに入ると一人芝居をする癖がいつの間にかついてしまって。まったく1人になれる空間ってトイレしかないじゃないですか。自然と1人三役とかで女の子を取り合う男の子とか、妄想しながら演じてました。両親は心配してたんじゃないでしょうか」。

大学在学中に女優を志してからは小劇場の舞台などで活動していた羊さんに転機が訪れたのは2008年に出演したNHK連続テレビ小説「瞳」。羊さんは患者役の西田敏行の世話をする看護師役を演じたわけですが、そのシーンをたまたま観ていたのが中井さん。VTR出演し、初めて羊さんの演技を目の当たりにしたときの衝撃を語っていましたが、

「顔は見えてないんですよ。ただ、この後ろ姿だけで、この人誰だろう? って。普通の看護師さんを使ってるわけじゃないだろうし、女優さんなんだろうけど、あまりにも動きが自然だった。看護師さんとしてそこに存在しているっていうのが、すごく心を打った」

その演技に魅了され“ヒツジスト”になった中井さんが、知り合いの業界関係者に会うたびに「こういう女優さんがいるんだけど知ってる?」と紹介するようになって、業界注目度が一気に上昇。そして2014年放送の木村拓哉主演ドラマ「HERO」への大抜擢でブレイクしたわけです。羊さんの演技力が確かなものであることはそうして世間に知られていったわけですが、それを最初に、後ろ姿だけで見抜いた中井貴一の眼力……恐るべし!

この著者について

芸能界のゴタゴタを嗅ぎ回ることトリュフを探す豚の如し日々。芸能人の皆様には感謝とお詫びと愛しかありません。あと豚さんも大好きです。トリュフは食べたことありません。

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