「それを言っちゃあおしまいよ!」とは「男はつらいよ」寅さんの名セリフ。自分自身でもわかってはいるけどわざわざ知らされたくないこと、たとえば建前で成り立っているお芝居の舞台裏を明かして現実世界に引き戻そうとするような、そんな野暮に対し寅さんはこのセリフを吐くわけですが、まさか「5時に夢中!」を観ていてこのセリフを叫びたくなるとは……。
アラフォーからアラフィフが支持した雑誌元編集長がそれを言っちゃあ…
5日放送のゲストは山田五郎氏。五郎さんといえばバブル期の若い男性たちに大きな影響を与えた雑誌「ホットドッグ・プレス」の元編集長として知られるわけですが、同誌の“恋愛マニュアル”にお世話になったアラフォー・アラフィフ男性は多いことでしょう。
「合コンで女を落とす方法」やら「女をその気にさせる方法」やら、さらには「Hな女の見分け方」的な、とにかく女性とエロに関するありとあらゆるハウツー記事で当時の非モテ男子たちを“その気”にさせていたのですが……。
「真に受けてた? 真に受けられると困るのね。物語ですから、アレは」と五郎さん。ふかわりょうが「え? だってアンケートとかもありましたけど……」と驚くも、「読み物ですから」とキッパリ。
「面白くしてたの。だって雑誌をお金を出して買ってもらってるから。1回ね、全部ホントで作ったことあるんですよ。ものすごいお金掛けて。でも全然売れなかった。ホントのことって面白くない。でも丸っきりウソも面白くないんですよ。ホントの中から面白い要素を抽出して、それを拡大して……」
それを言っちゃあおしまいよ!