21日放送のNHK「あさイチ」は、連続テレビ小説「ひよっこ」ファンにはうれしい「すずふり亭」のセット内を、佐々木蔵之介演じる料理長の省吾さんが案内してくれるという贅沢な回でしたー。
昭和世代には懐かしく、平成世代には新鮮な感じの舞台裏
当然ながらドラマのまんまのすずふり亭。ですが、宮本信子演じる店主の鈴子さんが座るカウンター内から眺める窓の外や、店内に飾られた備品などなど、ドラマ内ではなかなか観ることができないアングルや細かい箇所まで見せてくれるというサービスぶり。
さらに有働アナが有村架純演じる谷田部みね子に扮して「3番テーブル、Bコロ、ワン!」とオーダーを入れると、佐々木が厨房の小窓から顔を出し「はいBコロ、ワン!」と応じる、省吾さんファンにはたまらないシーンも再現してくれました。
それにしても、朝から全国に飯テロならぬ“洋食テロ”を巻き起こしているすずふり亭のシーン。特にあのドビソースときたら……。画面の外にまで濃厚な香りが漂ってきますが、調理場の寸胴の中身は佐々木いわく「いつもドビゾースは、ここを撮す撮さない関係なくホンモノができてるんですよ、いつも。だから暑いんですよこの厨房。冬場は寒いから温まってるんですけど、今は暑い」との裏話も。撮影スタッフのこだわりですねー。
こだわりといえば、店の前に置かれたショーケース内のメニューが昭和40年代当時の値段になっているのはもちろん、厨房内の黒板に書かれた仕入先の電話番号も頭に「3」がつかない7桁のもの。
鉛筆も刀で削られていたりと……。放送では見えないところであっても当時を再現することで、リアルな世界観を作り出しているのだと、あらためて感動。そして洋食が食べたい!