NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の宗男さん役で人気急上昇中の峯田和伸。ステージ上で暴れまくったり全裸になって書類送検されるなど過激なパフォーマンスでカリスマ的人気を誇るロック界の異端児が、まさかお茶の間の人気者になる日が来るとは……
GOING STEADYや銀杏BOYZでの彼を知るファンにとっては驚きと喜びと、その他もろもろが混ざりあった複雑な思いかもしれませんが……。
峯田「どんどん僕のこと撮って欲しいんですけどね」
そんな峯田がゲスト出演した18日深夜放送の「トーキングフルーツ」(フジテレビ系)。
MCの古舘伊知郎からいきなり「役者として上手いですねー」とホメられたり歌詞世界を絶賛されると、「いやぁこの話、どうなんだろ……」と戸惑って照れ笑い。さらに音楽への思いを古舘の巧みな話術で引き出されて“うっかり”喋ってしまってから「これ、マジメな話、カットしてもらっていいですか? ちょっと恥ずかしくて……」と顔をしかめるも、しっかりオンエアされちゃってます。
古舘の質問はどんどん峯田の核心に迫ります。「これが素ですか?」との質問に、
「素ではないと思います。テレビ向けです。素でステージに出ることはできないです。昔はそのままで行けたかもしれないですけど、ちょっとある時期から怖くなってしまいまして、叩かれたりとか、変なライブやったら『もうライブ行かねえ』って言われる声が怖くなりまして。
それで自分で“銀杏BOYZの峯田”っていうものをキャラクター化したんですよ。そしたらもう何やってもいいんで。何やっても叩かれるのはコイツ(キャラクター)なんで、僕はもう全然、楽になったんですよ」
古舘の前に、どんどん自白させられていく峯田。
「(ステージ上で)さらけ出してるって思われますけど、逆なんですよね。あんまり自分ていうものを、真ん中にあるものを見せないで、型を作ることによって、空洞化された真ん中を見せたい。あんまり自分っていうものは見せたくない」と、語らせるだけ語らせて、その“真ん中”を暴いていく古舘。
さらに話題は“音楽と宗教”というディープな方向に進んでいきますが……。
「ひよっこ」の話題になると雰囲気は一変。
「あんまり自分的になメジャーになってる意識はないので、普通に電車乗りますし。僕この間、歌舞伎町のラブホテル行ったんですけど、ちょっとは意識したわけですよ。入るときに『あ、こういうときに有名人っていうのは……』って。あるじゃないですか。(パパラッチが)いるんじゃないかって見たんですけど、まったくいませんでしたねぇ……。
僕は(週刊誌に)載りたいんですけどね、もっと。そっちのほうが名前が売れるような気がして、どんどん僕のこと撮って欲しいんですけどね」と、宗教の話からワイドショー的な話に直滑降。
さらに「僕の部屋が汚いので、どうしてもホテルとかになっちゃいますよね……」と、十分に“真ん中”をさらけ出す峯田。お茶の間の人気者になっても、峯田は峯田。ぜーんぜん変わってませんよ!
そして最後は銀杏BOYZの「人間」をアコギ一本で熱唱。
くぅ〜!