子どもの頃、ファミコンカセットが将来どれだけの価値になるかを考えて利用していた子どもなんてほとんどいないでしょう。
もしもいたなら、先見の明がありすぎてひれ伏してしまいます。
特にレアなカセットは恐ろしい価値を叩き出していることを知ると、なぜあのときファミコンショップに売ってしまったんだと後悔の念が絶えることはありません。
とまあ、独り言はそれくらいにして今回はファミコン世代で熱中しなかったヤツいるの? というほど人々を魅了したスパルタン…な感じのゲームを懐かしさのあまり紹介したいと存じます。
横スクロールに奥行き感をプラスした非公式同人ゲーム
今回紹介する「スパルタンな感じのX」は「〜な感じの」とつくところからお察しの通り同人ゲームです。
“スパルタン”から連想する続きが「X」という人であれば、ちょっとプレイしてみるとスマホの特性にあわせた操作方法、そして奥行きを感じられる3Dキャラクターに当時やりこんだ思い出がフツフツと湧き上がっていっちょクリアしてやるか! そういう思考に一直線に向かっていくはずです。
操作はシンプルに攻撃とジャンプだけ。プレイ中はなかなか気付くことはできませんが、左右のボタンをタップするとしっかり漢字が浮き出てくる演出はなかなかニクいものがあります。
難易度は少々高め。なーに、高ければ高い壁のほうが…(略)
本ゲームの難易度は少々高めな気がします。まず操作になれるまでは1面をクリアすることさえ難しいでしょう。その理由はこれ!
おわかりいただけただろうか…
相手から喰らう攻撃の1発1発がキツい…。
ナイフが痛いのはわかります。2発のナイフをくらっただけで2/4ほどのダメージを受ける。最近の格闘ゲームだと、超必殺技といった部類の技でもそんな対してライフが減ったりしませんぜ。
そんな中にあってこれだけライフをえぐってくるナイフ。攻略は急務かつ不可欠なものです。また、本家と違って自動スクロールという点も難易度を高めている要因でしょう。
なんたる不条理の中で戦わされているんだ…。
ここでは紹介しませんが、ステージを上へ上へと上がっていくにつれ、ドラゴンやちびキャラ、蛾っぽい虫みたいな懐かしのキャラクターも続々と登場して場を混乱させてくれます。
ステージ5までたどり着くその日まで、眠れぬ夜は続きそうです。
今回の教訓
同人ゲームだからといっても侮れないものがあります。案外本家ファミコン版より熱中してしまうかもしれませんよ。