疑似体験しておくだけでも選出されたときに心持ちが違うかも。
施行から9年、普通に生活していたらそんな制度あったな程度の認識しかないであろう「裁判員制度」。ほとんどの人にはあまり関係ないと思われがちですが、人生80年時代とも90年時代ともいわれるようになってきたこともあり、自分が裁判員として裁判に関わる可能性というのも大いに考えられます。
もし自分が裁判員に選出されたら、実際に裁判員として裁判を経験することになったとしたら、資料や口頭での説明だけでその役割をきちんと果たすことができるかを自問自答すると頭の上に疑問符がついてしまう人のほうが多いと思います。
『ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件』は弁護士がシナリオを手がけたという裁判体験ゲームです。1度でも疑似体験しておけば、実際に裁判員となったときに「あ! これチャレンジでやったやつ!」的に落ち着いて裁判員としての役割を果たす助けとなるかもしれません。
裁判員として裁判を疑似体験!
住宅火災で死亡した女性、実はこれは事故ではなく、放火による事件だった疑いが浮上。被疑者は無実か有罪かを裁判を通して疑似体験するというもの。
随所に挟まれる関西のノリ
このゲームは大阪弁護士会の法教育委員会が開発したゲーム。大阪ということもあってか、随所に関西を感じさせるノリが散りばめられています。
疑問点を洗い出しながらプレイできる
裁判員として裁判に臨むまでの流れをプレイするわけですが、このゲームでは疑問点や気になる点をしっかり拾っていきつつ学んでいくことができます。
裁判で有罪が確定するまでは推定無罪の原則なんて、昨今の報道なんかをみているとあってないようなもんだなあなんて思ったりするわけですが、そういったところも序盤でしっかり確認しておくことができます。
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裁判の様子も図やイラストでイメージしやすいため、スッと頭に入ってきます。難しすぎず、優しすぎずほどよい塩梅。
裁判の進行途中でふと疑問に思うようなことも、裁判の休憩中に裁判官に尋ねる選択肢が出てくることも。疑問すら思い浮かばなくとも、選択肢が表示されることで頭のなかで疑問にすら思っていなかったことでも「なるほど!」と思わざるをえない発見ができることが多々あります。
裁判員として裁判に関わる機会が来るかどうかはその人次第ではありますが、疑似体験しているかどうかで裁判への関わり方や見方も違ってくるかもしれません。
今回はPC版で紹介しましたが、スマホ用アプリも用意されているようです。お好きな環境にダウンロードしてプレイしてみましょう。
PC版ダウンロード 『ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件』