8月15日放送の日本テレビ系ドラマ『高嶺の花』の第6話。ももと直人の結婚式がついに行われたのだが、ももの「計画」があまりにひどかった。こんな女だとは思わなかった!
「家元」になるために
前回のレビューでももの本心がわからないと言ったが、今回ついに明らかになった。一言でいうと……めちゃくちゃ最低だ。
母親の死の真相を知り、家元になることを決意したもも。父・市松から「家元になるには、罪悪感を持たなければならない」と教えられ、彼女はある行いをすることを決心する。……それは、自身が経験した「結婚式当日の破談」を今度は直人に行うという計画だった。直人を裏切ることで彼に対する罪悪感が生まれ、一生恋愛をすることなく華道家として生きるための覚悟が持てる。ももの気持ちはわからないでもない……。でも、やはり人としてやってはいけないことだ。
「人が嫌がることをしてはいけない」って教えてくれたのは直人でしょ?
もう一度見れますよね……? ウェディングドレス姿
そうして行われた結婚式だが、実は直人はももの計画を知っていた。妹のななが事前に教えてくれたのだが、その前からももの本心を察していたようで、提出していた婚姻届を回収していた。だからこそ、常に自分より周りのことを考える直人は、ももが華道家として大成するのなら自分が犠牲になっても構わないと、無理やり結婚式を決行した。
良い人すぎる……!
でも、良い人すぎるがゆえに自らの幸せを捨ててしまった。直人の選択は果たして正しかったのか。正直言うと、もっと怒ってほしかった。好きになった人だから、もっと感情的になってほしかった……!
結局、ももは計画どおり結婚式の途中で逃げ出し、2人の恋物語はいったん終わりを迎えた。しかし、キスをしたこと、一夜を共にしたこと……これまで一緒に過ごした時間はそう簡単に忘れることなんてできないはず。だからこそ、格差なんて吹き飛ばして2人だけの恋物語をもう一度見せてほしい。
今度は幸せたっぷりなもものウェディングドレス姿を見たい。そうしたら、少しは怒りがおさまるかも……。