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【チャロスがドラマ全部見る】『高嶺の花』圧巻のキスシーン…そのとき峯田和伸が全国民の希望になった

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約8分

ああ、峯田和伸が羨ましい。とにかく羨ましい。今回の『高嶺の花』を見て、これほど誰かと入れ替わりたいと思ったことはありません。イラストを描くときは、歯をくいしばりながらペンに圧を込め、タイピングは、いつもより強くキーを叩きました。それでも、嫉妬心が消えることはなく…。

【ドラマ全部見る】7月3週目後半、4週目ドラマレビュー

火曜日:健康で文化的な最低限度の生活/義母と娘のブルース

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  • 『健康で文化的な最低限度の生活』 第2回 (カンテレ/フジテレビ系・21:00〜)

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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
新人公務員の義経えみる(吉岡里帆)が、生活保護受給者たちの人生に向き合って奮闘する姿を描くヒューマンドラマ。えみるは母子家庭である日下部家に向かい、パートをしながら2人の子供を育てる聡美(江口のりこ)に褒め言葉をかけられて上機嫌に。

しかし、課税調査の結果が判明し、不正を指摘された世帯のリストの中には聡美の息子・欣也(吉村界人)の名前があって…。
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「不正受給問題」に真っ正面から向き合った、深くて重い1時間でした。欣也が親に隠れてアルバイトをし、その収入を役所に申告しなかったことで起きてしまった今回の問題。しかし、欣也は受給のシステムを知らず、悪意がなかったため、アルバイトの収入分を返さなければならないという事実を伝えたえみるに反発してしまいます。さらに、えみるの無知な発言で日下部家をさらに失望させてしまい、欣也の“音楽の道”を打ち砕く事態に。

欣也がえみるに言い放った

俺はそんなに悪いことしたんすか

バカで貧乏な人間は夢見んなってことかよ!

という言葉に心が苦しくなったのは僕だけではないはず! 無知が悪いことだとは言いませんが、無知であることが結果的に自分を苦しめてしまうケースもある。ただ生活保護受給者に救いの手をさしのべるだけでなく、同ドラマは今回のように実際に起こりうる現実をしっかり伝えています。次回も引き続き日下部家の不正受給問題が描かれるので、えみるが欣也たちにどう寄り添うのか見守りましょう。

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  • 『義母と娘のブルース』 第3回 (TBS系・22:00〜)

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[box class=”box31″ title=”第3回あらすじ”]
キャリアウーマンの主人公・岩木亜希子(綾瀬はるか)が、子持ちサラリーマンの宮本良一(竹野内豊)と結婚し、母親になろうと家事や育児に奔走するハートフルストーリー。

会社を辞めて専業主婦となった亜希子は良一から頼まれて小学校のPTAの集まりに出席。しかし、PTAの非合理的なやり方に疑問を呈したところ会長らに猛反発され、結果として亜希子が1人で運動会の実務を担わされることに…。
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亜希子の口からドラマ界に残る名セリフが生まれました。副校長と教師に呼び出された亜希子は、1人で運動会の実務を行うのは無理だと諭され、ついにはその場にやってきたみゆきから「私のママなら私が嫌われることしないでよ!」と言われてしまう。しかし、亜希子は副校長と教師に対し「先生、子どもがこんな発想になってよいのでしょうか」と問いかけます。

「子どもは親が嫌われるようなことをしたら、自分も嫌われると思っている。親は子どもが嫌われることを恐れて言葉をのみこみ、陰口でうさを晴らす」「その背中を見て育った子どもは思うでしょう。長いものには巻かれればいい、強いやつには逆らうな、本当のことは陰でいうのが正しいんだ。だって、大好きなお父さんとお母さんがそうやっていたんだから」「私は大事な一人娘に、そんな背中を見せたくはありません」と続けた亜希子。義母のカッコいい姿を見たみゆきはその後、亜希子に協力すると誓い、ネット上では「まさに神回。本当にスカッとした」「あきこさん、カッコ良すぎ…」「信念から出る言葉は色んな人を動かすんだね」など称賛の声が続出しました。

水曜日:高嶺の花

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  • 『高嶺の花』 第3回 (日本テレビ系・22:00〜)

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[box class=”box31″ title=”第3回あらすじ”]
華道の名門「月島流」本家に生まれ、美貌やキャリア、財力などすべてを持ち合わせた月島もも(石原さとみ)と、平凡な自転車店主・風間直人(峯田和伸)の格差恋愛を描いたラブストーリー。

直人は未だ失恋の傷が癒えないももを慰めるため、元カレとの思い出話を聞いてあげると申し出るが、直人の思いをよそにももは怒って帰ってしまい――。
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ももの結婚の破談が父の策略だったという事実、そして直人ともものキスシーン…。色んな意味で濃厚でした。大好きな父親が中学生の頃に死んでしまったという話をし、初めてももの前で涙を流した直人。その姿を見たももは、目を潤わせながら「ねえ、知ってる…? クマのぬいぐるみがなんであんなに汚れてるか」「私たち女子のヨ…ダ…レ…」とささやき優しくキス。さらに、笑顔でぎゅっと直人を抱きしめる…。これまでのドラマ作品にこれほどにも美しく、見る者を興奮させる5分間があったでしょうか。

ネット上でも「キスシーンの入り方が色っぽすぎる」「高嶺の花のキスシーンで変な声でた」「石原さとみと峯田和伸がキスする世界とか誰が想像できた?」といった声があがり、思わず「わかるわ~!」と頷いていました(笑)。次週予告では、ももが直人に華道家であることを打ち明ける描写が見られたので、より2人の距離がグッと近づきそうですね。一方で、ももの妹・なな(芳根京子)がどんどん荒れたキャラになっていってる気が…。

木曜日:ハゲタカ/グッド・ドクター/探偵が早すぎる

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  • 『ハゲタカ』 第2回 (テレビ朝日系・21:00〜)

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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
企業買収のスペシャリスト・鷲津政彦(綾野剛)が“ハゲタカ”とバッシングを受けながらも日本の名門企業を次々と買収し、再生させていく姿を描いた作品。

三葉銀行が行った日本で最初のバルクセールから4年、再び飯島(小林薫)の前に現れた鷲津は、国内有数の寝具メーカー・太陽ベッドの債権をすべて譲渡してくれるよう迫る…。
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今回の相手である太陽ベッドの社長・中森瑞恵(かたせ梨乃)は、まさに“女帝”ともいうべきアクの強さ。プライドが高く、堂々とした物言いで鷲津の要求に屈することなく、「薄汚い外資のハゲタカ」などとののしる。さらに、一つひとつ丁寧にベッドを作ることをモットーにしていた太陽ベッドの伝統を守る気もない。ここまで悪役ぶりが確立されているともはや同情の余地などありません。

鷲津が中森に言い放った「あなたにとって会社とはなんですか。会社は誰のものですか。そのことを理解しなかったあなたがたに、会社に残る権利はない」という言葉にスカッとした人も多かったのではないでしょうか。

ただ、鷲津が中森に寝室のベッドの写真を見せて「社宅の寝室のベッドはフランス製だ!」と怒鳴った場面はちょっとおかしかった…。鷲津が鋭い眼力で中森を問い詰めていただけに、決め台詞のチョイスが不意打ちすぎました。社長にも関わらず自社の製品を使っていなかったことによっぽど腹が立ったんでしょうね。

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  • 『グッド・ドクター』 第3回 (フジテレビ系・22:00〜)

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[box class=”box31″ title=”第3回あらすじ”]
新生児の手術の一件で病院のガイドラインを破ってしまい、高山誠司(藤木直人)は、その責任を取って謹慎処分に。そんな中、東郷記念病院に、ほかの病院をたらい回しにされた少女が運び込まれてきて――。
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高山先生がいない今、自分しかいないと勇気を振り絞って執刀を決めた瀬戸(上野樹里)。決して中途半端な気持ちで命と向きあった訳ではない…。でも、医者はどんな理由であれ目の前の命を救うのが使命であって、そこにはいかなる理由や言い訳があってはならない。だからこそ、黙って責任を重く受け止めた瀬戸先生と、医者を責めることしかできない少女の両親の姿を見たら胸が痛くなりました。

歌手の大塚愛も「とても受け止めきれない今日のお話。子供たちがみんな大人になれるように。なれますように。」とツイートするなど、反響も大きかったようです。

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  • 『探偵が早すぎる』 第2回 (読売テレビ/日本テレビ系・23:59〜)

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[box class=”box31″ title=”第2回あらすじ”]
会ったこともない父親の遺産5兆円を突如受け継ぐことになった女子大生・十川一華(広瀬アリス)は、遺産を奪おうとする父親たちの兄弟「大陀羅一族」から命を狙われることに。

彼女を守るため、家政婦・橋田政子(水野美紀)はわずかな違和感やミスを察知して事件を未然に解決する探偵・千曲川光(滝藤賢一)を雇うが、一華と千曲川は反発し合い――。
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交通事故のケガの診断で病院へ来ていた一華は、担当医・三田村から右腕のギプスの下の肌荒れ用に塗り薬を処方されます。その塗り薬にも大陀羅一族の魔の手が潜んでいたのですが、千曲川はすでにすべて把握済みで、塗り薬も別のものに差し替えられていて…。ここまできたらもはや超能力以外の何物でもありません。事件の推理を楽しむというよりか、ドラマ全体のコメディ感を満喫したほうが正解かも?

あえて一言言わせていただくと…食べるのは遅すぎるんかい! きっと、千曲川には“彼だけの時間の流れ”というものがあるんでしょうね…。それが結果的に一華たちを振り回しているんですけど(笑)。

この著者について

チャロス
マンガ、イラストをめっちゃ描いています。でもマンガよりドラマのほうがたくさん見てます。インプットと発信欲が止まらない。
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