我々も知らないところで、なにかしらの攻撃をうけているのかしら?
何気なく友だちと笑っているその瞬間も、ただただ時間が過ぎ去るのをぼーっと待っているその瞬間も、世界ではどこかがどこかをサイバー攻撃の真っ只中なのです。
どの国からどの国へサイバー攻撃が行われているのかをリアルタイムで観察できるNORSEを覗いてみましょう。
世界は人の目に見えないところで絶え間なく戦っている
アメリカ、カリフォルニア州にあるNorseがリアルタイムサイバー攻撃状況の公開を公開してから約4年ほど経過しましたが、今も元気に…という表現は正しくありませんが、活発な状況であることに変わりはありません。
サイト Norse Attack Map
Norse社はパソコンからATMマシン、監視カメラまで世界各地に配備された800万台以上のセンサーから攻撃テレメトリーを受信し、その攻防に関するデータを収集しており、そのデータベースの攻撃履歴の情報は7ペタバイト以上にものぼります。
同サイトを見る時間帯によっては、おびただしい量の攻撃が絶え間なく続いている状況も珍しくないわけですが、それでも同サイトで見られる攻撃は地球上における全サイバー攻撃のうちでもほんのわずかだというのが妙に恐怖を感じてしまいます。
ちなみに、画面では以下の情報についてわかるようになっています。
[list class=”li-yubi”]
- ATTACK ORIGINS:サイバー攻撃を仕掛けている国(多い順)
- ATTACK TYPES:サイバー攻撃の種類
- ATTACK TARGETS:サイバー攻撃を仕掛けられている国(多い順)
- LIVE ATTACKS:リアルタイムの攻撃更新情報
[/list]
攻撃を仕掛ける国としてはアメリカ、中国は特に多いという印象。また、攻撃対象となるのはアメリカ、ロシア、スペインなどが多いようです。これも時間帯によって変化しますが、今も昔もアメリカはいつ覗いてもだいたい1位ですね。
日本は平和だなあと思っていても、時折攻撃側として上位にあがってくることもあり、なかなか隅に置けないなあと思う次第です。
EXPLOREをクリックすると、場所、プロトコル別で状況を知ることもできます。
このサイトを見たからといって、なにかしらできることがあるわけではありませんが、少しでもセキュリティ意識の向上につながるのではないかと思っていたりします。
サイバー攻撃、恐るべし。
サイト Norse Attack Map