藤井フミヤ&尚之兄弟が27日放送のNHK「ごごナマ」に生出演。チェッカーズ時代のかっこよさとはまた一味違った大人の魅力いっぱいの2人ですが……アレ? 尚之ってこんな人だったの!?
もはや若い人はその存在すら知らないでしょうが、藤井兄弟によるユニット・F-BLOODが9年ぶりに新アルバムを発売。現在は絶賛キャンペーン中の2人ですが、番組でも「TRUE LOVE」と「白い雲のように」とギター弾き語りで披露するなどサービス満点。でもそれ以上に、普段あまりトークバラエティー番組に出演しない尚之の意外なキャラクターに、思わず引き込まれてしまいました。
藤井兄弟の意外な一面を垣間見る
尚之といえば、やはりチェッカーズ時代からアイドル的人気を牽引したフミヤの陰に隠れがちの存在で、なんか長髪でサックス吹いてる渋くて怖そうな、ていうかあんまり目立たない人……というイメージでしたが、実は高校時代は暗い青春時代を送っていたんだとか。
そんな暗い弟を心配したフミヤ兄ちゃんがダンスパーティに誘い出したり、さらにチェッカーズに加入するきっかけも母親から「尚之も入れてやれ。アイツ、暗いし」と言われたからなのだそう。
当初の担当はサックスではなかったらしく、フミヤいわく「最初はベースで入ったんです。でも、もともと入れたかったベースが入ってきたので、『ベースもう要らないから、サックスどう?』って(笑)」と、勝手な兄に振り回される弟。
しかし尚之は「誰もやってないっていうのもあって、結構面白そうだし」と、見たことも触れたこともないサックスに転向。それからは橋の下でサックスの練習に明け暮れ……うーん、なんか健気!
「陽」のイメージのフミヤと、「陰」の印象が強い尚之。それは50代になった現在も変わらないようで、山登りにハマっているというアウトドア派のフミヤに対し、尚之が夢中になっているのはなんと……火鉢!?
「火鉢にハマっちゃいまして。もうずーっとイジっていられる。灰もいろいろ、灰箸とか灰ならしとか灰匙みたいなものがあるんですけど、非常に楽しいです」
……と、ボソボソとした喋りだけど、かなりのマニアであることがヒシヒシと伝わってくる嬉しそうな表情。その品々がスタジオに運ばれてくると、「宇宙があるんですよ。1日中、ほんとにじーっと愛でるというか。鉄瓶の中に水を入れて、お湯が沸く。松風(しょうふう)っていうんですけど、その音がなんともまた……」と魅力を説明する弟に、「それ、いろいろ必要なの? 楽しいの?」とあけすけに尋ねる兄。いやあ、ステキなご兄弟!