白ヤギさんよりタチ悪いですよ。
パソコンにフリーソフトをインストールするとき、パソコンに不慣れな人ほどボタンをクリックするたびに遷移する画面の意味をあまりよく理解せずに完了させようとします。
とりあえずNEXTとかはいをクリックしておけばインストール自体は完了するため、あながちおかしなことではありません。
特にインストール画面がEnglishだと、英語に不慣れな我々はAcceptやYESをクリックしながら、無駄に緊張感高まる時間を過ごさねばなりません。
そんな状況だからこそ目視によるチェック体制はスキだらけ。英文による内容を確認する、翻訳するほどの余裕はなくインストールが完了。→気付かぬうちに入れた記憶のないソフトが入っている、ブラウザのホームページが変わっているなんて事態を引き起こしているのです。
「何もしてないのに壊れた」なんて状況は発生しないのと同じように
何もしてないのに壊れた!
パソコン初心者によく見られる、パソコンが壊れた際に発せられるこのセリフ。基本的にパソコン自体が寿命を迎えた、初期不良だったといったケースを除いて「何もしてないのに壊れる」ということはありません。
“何かした”から壊れたんです。
それと同じように、気付いたら見知らぬソフトが入っていた、ブラウザのホームページが変わっていたという事態も、何か手を加えたから起きるのです。
タチが悪いというと少々語弊がありますが、白ヤギさんは読まないで食べてますからね。そういう意味では自分の手で操作してインストールを完了させている以上、「何もしてないのに」は言い訳にもならないのです。
そうはいってもどこに気をつければいいかわからない
何かしたからおかしなことになってしまったとはいうものの、その原因に気付けるようなら自分で対処することができるので、問題視する必要はほとんどありません。
気付けないから困ってしまうんです。わかります。
フリーソフトの中には、インストール時にバンドルソフトと呼ばれる不必要なソフトのインストールも合わせて行わせようとするものや、ブラウザのホームページ設定を変更しようとするものが存在するのも事実。
便利そうだなあ、気になるなあ、面白そうだなあ…。
Windowsに溢れんばかりに存在する魅力あるフリーソフトを使いたい、試したいのに、毎度そんな注意深く内容を確認したり、ドキドキしなくちゃいけないなんて、鼓動の無駄遣い極まりない。
たとえ初心者でも、パソコン操作に不慣れでも、英語が読めなくても目的のソフトだけをインストールする方法、やっぱりあるんですねえ。
不要なソフトや内容変更を警告してくれる「Unchecky」
「Unchecky」はインストール作業中のソフトの操作画面にある不要なソフトや機能追加を阻止してくれるという、特に内容を読まずに作業してしまいがちな人こそ入れておくべきソフトといえます。
たとえばこれ。
テンポよく続行をクリックしてたら思わず見逃してしまうであろう部分があります。
- Bingをデフォルトの検索エンジンにする
- MSNをホームページにする
この2項目にチェックを入れたままSkypeのインストール作業を続けると、Skypeインストール完了後から、検索エンジンはBingに、ブラウザを起動したときに表示されるホームページはMSNになってしまうのです。
これだけ見やすければそうそう気付かないってことはあまりなさそうな気がしますが、これが英語だったり、細々した文字が羅列してあったりすると、読む気が失せてしまうのも正直なところ。
「Unchecky」が不要なものを入れさせない!
さて、この「Unchecky」の優れたポイントは、そんな望まない機能追加や変更をブロックしてくれるという点。
本ソフトをあらかじめインストールしておくと、それ以降にフリーソフトをインストールした際、このように本来不要でチェックを外さないと追加されてしまうような機能があれば警告、チェックを外してくれるのです。
これなら「何もしてないのに入ってた」や「何もしてないのに変わってた」という不可解な現象に終止符を打つことができるでしょう。
本日のフリーソフト Unchecky
今回の教訓
できることならインストール作業中の表示項目は自分の目で確かめながら行ったほうが良いでしょう。しかし、不必要なものはどれかなんて、なかなかわからないもの。
チェックを外していいのかどうかすら不安になるものです。「Unchecky」に無関係なものだけをチェックしてもらう生活にスイッチしましょう。