いとわズ

日プ2亡霊ライターのお焚き上げ会場~2Pick目:篠原瑞希くん~

約6分

 国民プロデューサー(以下「国プ」)の皆様、動画配信サービス「GYAO!」で配信中の『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(以下「日プ2」)』の視聴期限が来春まで延長されましたね! 絶賛日プ2亡霊オタクの私は心の整理に時間がかかりそうなので、成仏するのはまだまだ先のようです。さて、今回も私のメンタル供養と日プ2の思い出をイラストで振り返るお焚き上げの時間がやってきました。第2回で紹介する元練習生は、天性のアイドル気質でプロデューサーとしても有能オブ有能な篠原瑞希くんです。

泣いていた姫が“スーパー飛び級”伝説を作るなんて誰が想像した?

 瑞希を初めてきちんと認識したのは、日プ2第2話のレベル分け後クラス別練習でした。たまたま見始めた日プ2で「“圧倒的”最年長のお色気お兄さん」松本旭平氏が1Pickとなった私は、「早く松本氏がいるDクラスの練習風景が見たいな~まだかな~」と思いながら日プ2の1話と2話をぼんやり見ていました、ごめんなさい。各クラスの練習風景が公開される中、瑞希は一番下のFクラスにいました。主語デカめ承知で言いますが、多くの国プは彼の第一印象が「(DA PUMP)KENZOトレーナーの指導後に泣いちゃった子」ではないでしょうか。声を上げて泣く瑞希が、同じFクラスの練習生たちに肩をさすられ、心配そうに見つめられる光景を見て、私は放送当時に戸惑った記憶があります。

 しかし、全国プご存知の通り、これが瑞希の「伝説」の始まりでした。「他の練習生(7人の小人)に慰められる泣いていた子(姫)」と思っていた瑞希の本気の努力はすごかった。瑞希の再評価のパフォーマンスが始まった瞬間、強烈キャラで知られる「菅井ちゃん」こと菅井秀憲トレーナーが「Bくらいまで上げたい」「こんだけ歌える子Bにいない」と言ったのを忘れません。あの菅井ちゃんを笑顔にした男、篠原瑞希、なんて恐ろしい子なの……! スーパー飛び級でFからBクラスに昇格って何これマンガ? 進研ゼミでも見たことがないんだが? ちなみに、興味を持ってから瑞希の1分PRや自己紹介などオンタクト動画などを見た私が「なんだなんだ、この逸材!」と腰を抜かし、「日プ2おもしれー奴……」と公式への認識を改めたのはまた別の話。

キラキラ王道アイドルと敏腕プロデューサーの二刀流

 「スーパー飛び級伝説」回以来、私の中で瑞希は特別気になる存在になりました。最推し・松本氏と同様に、改めて瑞希も『Let Me Fly~その未来へ~』『&LOVE/King & Prince』『Pretender/Official髭男dism』『STEP/オリジナル楽曲』の推しカメラ動画を見ましたが、どの動画を見ても「この人はアイドルになるべくして生まれた人間なんだな」と思わずにはいられません。カメラに映るどの瞬間も口角が上がっていて常に100点満点の愛嬌で歌って踊る瑞希isアイドルの鏡、さすが「表情管理の天才」。合宿中のナイトルーティーン動画で瑞希が口角を上げる器具(?)を顔に装着して表情筋の体操をしている姿を見た時は「プロアイドルじゃん!」とパソコンに向かって叫びましたからね。何をもって「プロ」と言うかは人それぞれでしょうが、なんか「格の違い」を見せつけられたというか……。

 毎秒「これがキラキラ王道アイドルだぞ(ハート)」と歌やダンスで表現してくれた瑞希ですが、彼のポテンシャルの高さはプロデュース面でも発揮されました。そう、これも国プならきっと誰もが知っている、「篠原P」の呼び名が定着した『&LOVE』グループバトルでの活躍ぶりです。メンバー選びで、瑞希が自分以外は全員現役高校生の練習生を指名し、課題曲も彼らに似合う『&LOVE』を選びましたが、最初から明確な意図を持ち、練習も自分が中心となって進める姿はもうプロデューサーそのもので震えました。何その手腕、さすが高学歴……グループバトル優勝は納得の結果です。でも、目立った見せ場こそ少なかったものの、KENZOトレーナーから「瑞希が一番、高校生っぽいけどね」と言われたのは嬉しかった。高校生たちの魅力を最大限引き出しつつ、君が一番輝いていたよ、瑞希。私の一等星。

絶対に期待を裏切らない、「1億3000万人のお兄ちゃん」

 「ファンを絶対に裏切らないアイドルになる」……。10問10答動画で瑞希は「自分が目指すアイドル像」について語っていますが、本番のステージはもちろん、練習中や楽屋など彼の言動やスタンスからは一貫して安心と信頼感があるように思います。なんでだろう、やっぱり「1億3000万人のお兄ちゃん」だから? きちんと振り返ってみると、「スーパー飛び級伝説」も高校生たちをまとめる姿も、普段の練習も表情作りからも並々ならぬ努力と強いプロ意志を感じるから「この人は絶対に裏切らない」という安心感につながっているのかもしれません。さすがだ、瑞希。やっぱりプロアイドルであり、全国民のお兄ちゃん。

 歌声が比較的高めで、日プ2の宣材写真やTwitterにUPされた写真もあざとかわいいポーズが多かったので、個人的に瑞希はずっと「かわいい男の子」という認識です。しかし、叩いて被ってじゃんけんぽんバトルで瑞希が対戦相手を割と強めにぶっ叩いた(ように見えた)のは鼻水が出るほど笑った。「うぇ~~ん!」って声を上げて泣いていた瑞希から「うぉらぁ!」って男の声が出るとは思わないじゃん……と思ったけど、そういえば彼、成人男性でした。ギャップ萌え要素もあるなんてさすがです。やはり瑞希は期待を裏切らない。

“アイドル兼プロデューサー”篠原瑞希に出会える世界よ、早くきて

 瑞希を推していた日々を振り返ってみて、改めて「やっぱり好きだな」と、しみじみ思いました。彼のようないわゆる王道系のキラキラアイドルは、どちらかといえばお色気年上お兄さん好きの私の趣味とは真逆です。そう考えると、全く男性アイドルを推してこなかった私にタイプとか理屈とかじゃなく「この人を応援したい」と思わせた瑞希ってすごいな。

 残念ながら、瑞希が動いている姿を見たのは日プ2本編第9話の第2回順位発表式が最後でしたが、今冷静に考えても一般人にしておくには非常に惜しい存在だなと思っています。まだ22歳なのに人生2週目くらいの深い懐を持ち、常に高い意識でアイドルとプロデューサー活動を両立できそうな人材、なかなかいないのでは? 元練習生の多くが日プ2放送終了後に個人SNSを開設する中、瑞希が未だにネット上に姿を現さないのも、プロと一般人の線引をきちんとする彼のポリシーだからなのかなと勝手に思っています。ちょっと寂しい気持ちもありますが、瑞希が大好物のからあげをいっぱい食べて元気に生きているなら私は十分幸せです。……などと言えるほど私は立派な人間ではないので、欲を言うなら瑞希が事務所を作ってアイドル兼プロデューサーとして活躍する世界が見たい。もし彼がまだステージに立ちたいと思っているなら、いつか私のこの妄想が実現するといいな。

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