脊髄反射的に返信が速くなりそう。
生まれては消えゆく数多のメッセージングアプリの中で、日本でよく使われるものといえばLINEやFacebook Messengerといったところでしょうか。
そんな競争率激高のメッセージングアプリの中にあって、Googleが投入したメッセージングアプリ『Google Allo』が地味に面白いって、知ってました?
AppleのSiri、マイクロソフトのCortanaさん、そしてGoogleのGoogleアシスタント
「Google Allo」は先に例として挙げたようにLINEやFacebook Messengerと同様に友だちとチャットで手軽に会話することができるアプリです。
それだけ聞くと、なんてことはないメッセージングアプリのように思われがちですが、「Google Allo」の面白いところは、AppleのSiriやマイクロソフトのCortanaさんのように、対話型アシスタント機能となるGoogleアシスタントの賢さを体験できるところです。
Google Alloの賢いポイント①返答の選択肢をリストする”スマートリプライ”
友だちと会話を繰り広げる中で、「いいよ」「OK」「ダメだ」など、いわば定型文的な返信をする場合、これまでの同種のアプリでは面倒でも入力する必要がありました。それがGoogle Alloだと…
おわかりいただけただろうか。
スマートリプライによる返信の提案をしてくれるわけです。
文字をまったく入力せずに返信できる機能。ユーザーの文章の特徴を学習して返信候補を表示してくれます。
※現在は英語、フランス語、インド英語、インドネシア語、ポルトガル語に対応
といってもこの機能、現在日本語対応待ちということで、今のところはGoogleアシスタントとの会話の中で選択肢を選べる程度にとどまっています。これ、日本語に対応すると返信がめちゃくちゃ楽になるでしょう。
Google Alloの賢いポイント②会話の中でスマートに検索できる
声を「大」にして、声が「小」さいといった表現があるように、Google Alloではメッセージ送信時に送信ボタンを上下にスライドさせることで、文字の大小を表現して言葉の力強さを表現できます。
Googleアシスタントとの会話の中でなら、発信したセリフをもとにアシスタントが会話の中で自然に近い形で検索結果をさりげなく表示してくれます。これ、すっごい便利!
さらにこの検索機能、友だちとの会話時にも、「@google◯◯」(◯◯は検索キーワード)と入力することで会話の中で検索結果を共有できます。
つまり、会話の途中で調べ物が必要になったとき、ブラウザアプリやGoogle検索アプリなど、チャット画面から離れて別のアプリで調べる必要がないってこと。
もう一度いいます。これ、すっごい便利!
Google Alloのおもしろポイント:自分の顔をスタンプにして使えちゃう
Google Alloでは自分の顔をスタンプにして使うこともできます。これがまた案外よくできたもので、意外と似てる…。
作成されたスタンプ(ステッカー)は会話の中や写真共有時の編集にも使えます。2本指を使って拡大縮小したり、ひねって回転させてみたりとなかなか自由度が高いのもポイント。
とはいっても、似顔絵スタンプの似てなさに不満を持つこともあるでしょう。それほど完璧とはいえないのも事実です。そんな不満も生成されたスタンプをカスタマイズすることである程度解消することができるでしょう。
Google Alloで暇つぶし
悲しいかな、僕の周囲にはまだGoogle Alloを使っている人がいないため、実際に友だちとGoogle Alloを使って会話するまでにいたっていません。
それでもなお、Google Alloを紹介したその理由は、暇つぶしに使っても優秀だからに他なりません。
例えばGoogleアシスタントに対して「暇だ〜」と話しかけると…
おすすめの動画を紹介してくれます。
メールの確認がしたいとき、「メール届いてた?」と尋ねてみると
受信したメールをさらりとリストアップしてくれます。
なかなか話がわかるアシスタントのようで自分をどうよんでほしいか伝えると、しっかり学習してくれます。
人工知能はこれからもどんどん賢くなっていき、僕らの判断の最良の手助けとなってくれる機能です。スマートリプライの日本語対応が待ち遠しいところではありますが、会話中のGoogle検索など便利機能の共有は仲の良い友だちとの間で使うに十分なメッセージアプリですよ。
今回の教訓
暇なときの時間つぶしも「Google Allo」におまかせすれば、ただの暇つぶしが実に有用な時間に変化するかもしれませんね。